転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

熊本屈指の外気浴はまさに天空に浮かぶ温泉郷、草枕温泉てんすい

 

熊本は玉名市に位置する天水町。みかんなど柑橘類の栽培が盛んな土地であり、夏目漱石の小説『草枕』の舞台となった場所(智に働けば角が立つ〜という冒頭部分が有名)。熊本は夏目漱石が教鞭を取っていたこともあり、漱石所縁の地が色々とあるのである。そんな漱石所縁の地に佇む熊本屈指の外気浴を有する草枕温泉てんすいを今回は紹介したい。

 

草枕温泉てんすい

住所…熊本県玉名市天水町小天511-1

電話…0968-82-4500

営業時間…10時~21時 水曜日定休日

公式ホームページ

http://www.kusamakura.jp/kusa_on/

 

f:id:DDDtenkinzoku:20190811224740j:image草枕温泉てんすいにライドオン!見た目は交流センターみたいな感じ)

施設名は漱石の小説と天水町を組み合わせて名付けられたようで、ホームページを見ても漱石推しな感じ。小高い丘の上に位置するため、車での訪問が無難かと思う。
サウナ室はTV無しの有線が流れる10名ほどのスペース。訪問日は85度ほどだったが、調子が良ければ90度超えはいけそうな気が。中湿の設定なので、キツくなくじっくりと入れるのも嬉しいし、照明が程良く加減なのも居心地良し。

水風呂は4人程度の広さで膝くらいの水深だが、汲み上げた地下水を常時オーバーフローさせてるため、浴槽から常に水が溢れている。地下水をチラーで17〜16度代まで冷やしているため、温度以上に体感はキンキンに感じる。名店と言われる施設と比べても遜色はないし、そのレベルの水質と水温を兼ね備えていると感じた。

サウナ、水風呂の良さも際立つのだが、草枕温泉てんすいは何より外気浴スペースからの景色が素晴らしすぎる。高台に位置するロケーションを活かし、露天からは眼下に広大な玉名平野が。デコポンの段々畑が脇を彩りを飾る。そして、眼前には壮大な有明海島原湾が広がり、遠くには雲仙岳が見える。長閑な風景は風光明媚の一言。時間が経つのを忘れて、ただただ天水町の風景を眺めながら外気に身を任す贅沢な時間。この外気浴のクオリティは熊本、いや全国でも屈指のレベルだと個人的に思っているため、熊本に来られた際は是非とも体験して頂きたい。

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f:id:DDDtenkinzoku:20190811225049j:image(公式へホームページより転載。小高い丘の上から見える景色は最高以外に言葉がない)

ホームページが少し古めで中々良い外気浴スペースの写真が無かったため、拙い文章のみの紹介となったが、興味を持たれた方は是非下記のURLから草枕温泉てんすいのCMをご覧頂きたい。外気浴から広がる風景の素晴らしさが伝わるはずだ。

https://youtu.be/U5BS8fG5WYc

 

最近ではテレビCMもローカルテレビで放送されているし、サウナイキタイの水曜サ活ポスターの掲示もされているそう。こういう地方の温浴施設がサウナに注力することが何より嬉しいし、裾野の広がりを感じる。熊本市から車で30分程度で行けるし、小旅行にも悪くない。兎にも角にも外気浴を何より重視する愛好家は訪問すべき熊本屈指の名店である。