転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

冬至に熊本銭湯のイベント、ゆず湯に入りに行ってきた

f:id:DDDtenkinzoku:20191222234425j:image冬至、一年で最も昼の時間が短い日。南瓜を食べると良いだとか、頭に「と」が付く食べ物を食べると良いだとか色々とあるが、風呂好きとしてはゆず湯はやはり外せないだろう。

ゆず湯はそもそも江戸から始まったようで、ヒビ、アカギレなどを予防する意味合いもあったようだが、湯治と冬至の語呂遊びで普及したそうだ。江戸っ子は粋なことをするもんだ。

毎年、我が家は銭湯や温泉に行ってゆず湯を楽しむ習慣がある。今年はどこに行こうかと探していると、熊本銭湯組合が県内各地の銭湯でゆず湯イベントをしていると告知が。小学生以下無料ということで娘と息子を連れ行ってきました。

 

熊本銭湯ゆず湯イベントのホームページ

https://kuma1010.com/8953

 

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訪れた先は世安湯。僕が熊本の銭湯で最も好きな場所。熊本の銭湯サウナで1番は?と聞かれるとたかの湯、大福湯をあげると思うが、熊本の銭湯で1番は?と聞かれると世安湯と即答する。受付の愛想良過ぎるおばちゃん、めちゃくちゃ綺麗な浴場、超軟水のナノバブル風呂、絹のような柔らかい水風呂などなど…サウナが無くても最高の銭湯だし、世安湯の良さをわからない人とは仲良くなれない。一度は震災で廃業も考えられたそうだが、リニューアルし復活されて本当に良かったと心の底から思う。

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待合室にはくまモン銭湯の時に飾ってあったくまモンのぬいぐるみが。「皆んながくまモン銭湯終わっても置いてって言うからそのままにしてるのよ。最早、うちの子供みたい」と笑うおばちゃん。くまモンも世安湯の子供になれるなら喜ぶだろう。

 

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以前の記事にも書いたが、世安湯の最大のウリは熊本市内で唯一、薪で焚く超軟水の風呂だ。非常に湯あたりが柔らかい。そして、ナノサイズの気泡がお湯が牛乳みたいに真っ白なナノバブル風呂も最高。柚子はこのナノバブル風呂に浮かんでおり、恐らく入浴剤も入れたのだろうほんのり黄色いお湯が。ナノバブルと混じり合ってレモンミルクみたいな色になっている。入ると柚子の爽やかで芳醇な香りが鼻腔を擽る。最高という言葉以外に浮かばない。

ゆず湯を堪能していると近所の小学生が3人組で入店。そうか、小学生以下無料だから来たのか。仲良くお互いの体を洗い、ゆず湯へ。体が温まると水風呂に全員で入り、交互浴を楽しんでいる。素晴らしい光景だ。近所の小学生がこうやって友達と一緒に入りに来ることが嬉しくなる。こういうのはサウナ施設じゃ中々見れないし、銭湯ならではの良さだろう。彼らが大人になった時にいつかきっと冬至の日に皆んなで銭湯に行ったことを思い出すのだろう。映画のStand by meみたいに。

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小学生達と共にゆず湯と水風呂の交互浴を4セット楽しみ、風呂上がりの牛乳を決め込んだ後に、待合室にあるサービスの柚子を頂戴し帰宅。小学生に銭湯の良さを実感してもらえる素晴らしいイベントだったと感じるため、来年以降も継続して欲しいものである。

 

【施設データ】

世安湯

住所…熊本市中央区世安町448

電話…096-325-8348

営業時間…16時~22時(最終入場21時半)

定休日…火・水曜日

入浴料…400円

公式ホームページ

https://kuma1010.com/custom/378