サウナーなら誰しも考えるであろう「サウナを貸切にして好き勝手やってみたい」という妄想。もし実際に温浴施設を貸切にするとなると高額な利用料がかかるはずだし、そもそも貸切を認めてくれるサウナがどこまであるのだろうか…しかし、この世には貸切状態に出来るサウナもある。代表格としてテントサウナがあり、また個人宅にある家庭用サウナもそうだろう。これらは購入にコストがかかるが、そうでない貸切サウナもある。それは家族湯やラブホテルに付いているサウナだ。今回は熊本市内にあるラブホテルのサウナに潜入して来たため、紹介していきたい。
スカイヒルズ
電話…096-359-8555
営業時間…24時
公式ホームページ
https://skyclub.co.jp/hotel/skyhills/
(スカイヒルズへライドオン!ラブホだけあり綺麗だが妖艶な雰囲気)
サウナ付きのラブホは熊本にはいくつかあるようだが、今回はスカイヒルズというラブホへ。前からサウナ付きという情報は知っていたため、ずっと気になっていたものの、踏ん切りが付かなかった。しかし、意を決して潜入!
受付は至って普通のラブホ。今回は505号室をチョイス。2時間貸切で4500円程度ならコスパは良いのか?ちなみに、サウナ付きの部屋は何部屋かあり、307号室(サウナ号室)に付いてるあたりオーナーはサウナ好きかもしれない。
部屋に入ると1人用のサウナが!電源は入っておらず、上に付いてるスイッチを入れるとストーブが稼働する。非常に小さなストーブであるため、この段階ではちゃんと熱くなるのか不安に…(この不安は後から吹っ飛ばされることになる)水をかけるなという注意書きからロウリュは不可だ。
電源を入れると輝くストーブ。ヒーター剥き出しだから確かにロウリュは無理。ロウリュしたら間違いなく漏電しそうだ。電源入れた直後の温度計は50度くらい。事前情報では80度程度という噂だったため、温まるまで時間があると思い浴槽に水を溜め、身体を洗って待つ。ちなみに、シャンプー・リンスはエレベーター脇に色々と種類があるため自由に持ち込み可能。ボディソープがダブだし、化粧水や乳液があるのも女性には嬉しいだろう。
(最終的に120度近くまで上がるサウナ)
風呂から上がるとサウナは90度以上に上がっていたため、いざ入室。1人用でギリギリ詰めて1人立ちっぱなしにしたら何とか2人入れるくらいのサイズ。完全に家庭用のそれ。複数人で使うのは少し厳しい。狭いため湿度や反射熱云々はわからないが、しっかりと汗が出る良いサウナ。意外と本格派だし、2時間ほど滞在したが、終わり際には120度という温度を叩き出す。最初に抱えていた不安はどこへやら…といった感じ。ラブホにこのレベルのサウナが付いてるのは正直凄いと思う。
水風呂は風呂を代用。汗流しカットも問題無いし、蛇口から流しっぱなしでオーバーフローも出来る。ジェットバスが付いているため、バイブラ的役割を果たすのも嬉しい。温度は20度くらいか?ただ熊本であるため、水質は間違いなく柔らかい。ジェットバスとの組み合わせが活きる。刺青も汗流しカットも入れる良さはラブホならでは。
ラブホだけあり、部屋は非常に綺麗。カラオケまで付いてるし、Wi-Fiもあるから下手したら1日遊べると思う。普段では絶対出来ない、サウナ→水風呂→ベッドで寝るという禁じ手やサウナでカラオケというウルトラCまで可能。ラブホのサウナのポテンシャルは無限大かもしれない。
プロジェクターまで付属。サウナから映画鑑賞なども出来る。これはもうラブホとしてというより他の目的で利用すべきかも。
ベッドの側にあるMAD MAXボタンならぬセクシーライトボタンを押したら雰囲気がヤバい。セクシーライトを押してからサウナに入ったら雰囲気の妖しさに笑ってしまった。
ラブホのサウナというのも中々利用するのに勇気がいるかもしれないが、思いの外、本格的なサウナだし、刺青や汗流しカットOKというフリーダムさ、飲食しながらサウナを楽しめたり、上がって直ぐにベッドに寝転がるという禁じ手など凄まじいポテンシャルを秘めていると感じた。これからは普段のご褒美にラブホのサウナを楽しまれては如何でしょうか?
(ちなみに、この日僕は1人で行き、淡々と貸切でサウニングしましたが、サウナフレンドに不倫を疑われました…笑)