転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

爺ちゃん、婆ちゃん、トロンサウナでとろんとろん…ふれあい交流センターえびすの湯

熊本県南部に位置し、球磨郡に属する多良木町。1995年に1試合19奪三振日本新記録を達成した名投手、野田浩司を生み出した土地。近年、過疎化が進み野田浩司の出身校である多良木高等学校も2019年に廃校に。しかし、日本三大急流である球磨川など豊富な水資源に恵まれ、地下水を活かした500年の歴史ある球磨焼酎の産地として有名である。そんな多良木町に一風変わったサウナがあると聞きつけた。その名も「トロンサウナ」である。

 

多良木町 ふれあい交流センター えびすの湯

住所…熊本県多良木町多良木1561

電話…0966-49-1212

営業時間…10時〜22時

定休日…第2火曜日

入浴料…高校生〜64歳まで 300円
    65歳以上 200円

    3歳以上中学生まで 200円

浴場入替…奇数日:女性はサウナ利用可

                  偶数日:男性サウナは利用可
ホームページ…http://www.town.taragi.lg.jp/gyousei/soshiki/chouminfukushi/ebisunoyu/index.html

 

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(トロンサウナを味わいにえびすの湯へライドオン!)

トロンサウナがあるのは多良木町ふれあい交流センターえびすの湯という施設。何故えびす様とこの土地が縁があるのかはわからないが、館内入口にデカデカと聳える金ピカのえびす様。立派に輝き過ぎて少し仰々しさもある。

浴場は広々で露天あり、スチームサウナあり。サウナマットも使い放題なのが嬉しい。サウナはトロンサウナと記載が無く、乾式サウナと記載。これはガセネタか…と思い、サウナに入るとビックリ、トロンサウナではないか!

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(トロンサウナのイメージ。えびすの湯もまさにこんな感じ。https://thoron.jp/sauna/より抜粋)

トロンサウナの販売元である株式会社日本トロン開発協会のホームページを見てみると、遠赤外線低温サウナであり、50℃と低温にもかかわらず自然な発汗が可能とされているようだ。雛壇の前後にはトロンブラックパネルヒーターが設置され、ヒーター部にはトロン鉱石を使用しているそうな…気になる人はhttps://thoron.jp/sauna/をご覧頂くといいだろう。

えびすの湯のトロンサウナは室温は60度ではっきりと言うとぬるめだが、トロンサウナはこれくらいの設定みたいだ。とにかく、雛壇に腰掛け、トロンサウナの特徴である前後にあるトロンヒーターに身を任せる。普段から80〜100度以上のサウナに慣れている人は物足りなさもあるだろうが、身体の芯から内から発汗を促してるような感。感覚としては岩盤浴。個人的にはガンガンに汗をかけるサウナが好きだが、トロンサウナに穏やかに入っているお爺ちゃんを見ると、ご高齢の方々にはかなり適するタイプのサウナかもしれない。

またミストサウナは常に壁からミストが絶えず噴出。60度だが、しっかりと熱い良いミストサウナ。トロンサウナとミストサウナを繰り返すと中々の発汗具合。水風呂はオーバーフローがしっかりとしているため、フレッシュ感あり。20度程度だろうか?2人分のスペースでやや狭いが、球磨川水系のため水質はクリア。

露天にも水風呂があり、何故かこちらの方が温め。22度くらいに感じる。3人くらい入れるが、浴槽がくの字型になってるから、1番奥に入ると気を遣いそう。露天の水風呂もオーバーフローがしっかり。外気浴もあるため、サウナーのニーズは一通り満たしている。

f:id:DDDtenkinzoku:20200228103227j:image(田舎らしさがある休憩室。公式HPより転載)

風呂からあがると畳敷きの休憩スペースでは婆ちゃん達が談笑し、爺ちゃん達は横になり爆睡。田舎の温浴施設の自由な雰囲気が好きだ。料金も300円と安いし、通いやすいんだろう。

トロンサウナをまだ試したことのない方は興味本位でもいいから来訪されてた如何だろうか?300円と格安でトロンサウナ、ミストサウナ、外気浴に球磨川水系の水風呂が味わえるため、冒険してダメージを受ける価格じゃないし、熊本でトロンサウナを体験出来るのは中々得難い経験になると思う。