転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

人吉球磨サウナ界の碧い宝石!一勝地温泉かわせみ

球磨郡球磨村一勝地。かつては村だったが、渡村、神瀬村と合併して球磨村となり消滅し、今では住所にその名を残す。一勝地の地名のはっきりとした由来はわからないみたいだが、鎌倉時代にこの地を治めていた地頭・一升内下野守の名にちなんでいるそうで、明治維新後の市町村名見直しの際に、「一勝地」に統一されたそう。一升内よりも一勝地としたのは縁起が良いということだろう。JR九州肥薩線一勝地駅があり、駅名にあやかり「必勝お守り記念入場券」を販売しているそうだ。そんな縁起の良い土地名にある銘店が一勝地温泉かわせみである。

 

一勝地温泉かわせみ

住所…熊本県球磨郡球磨村一勝地乙39-2

電話…0966-32-0200

営業時間…6時~8時、10時~22時(21:30までに入館)
定 休 日…第二第四水曜日(祭日の場合は翌日)
入浴料…大人400円
    中学生以下 200円

ホームページ…http://kawasemi-onsen.kbz.jp/_m/facility/spa/

 

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看板にはかわせみのイラスト。かわせみは球磨村の村鳥に指定され、その美しい姿から翡翠、碧い宝石とも喩えられるそう。水中に飛び込んで魚類などを捕らえるため、きっと球磨川や万江川など清流で育った鮎、ヤマメを捕食しているのだろう。

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入口にある吐合水源の湧水が。球磨川水系の直系である吐合水源の水風呂…否が応でも期待が高まる。一勝地やまめも生簀に大量に泳いでるため、水質は間違いなさそうな予感がプンプン漂う。

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f:id:DDDtenkinzoku:20200305094811j:image(綺麗な浴場に露天もあり。公式HPより転載)

身体を清めてからまずは温泉。泉質は近隣の施設である湯の駅の方が好きだけど、しっとり系の温泉が気持ちいい。ほのかな硫黄の匂いも心落ち着く。充分に温まってからサウナへ。94度設定で低湿よりのセッティングで10名くらいは座れるか?輻射熱、反射熱が凄く、4分もすればダラダラと汗が流れる。低湿でカラッとしているんだけど、芯までくる熱。これは良いサウナだし、仕上がるのが早いサウナだ。

水風呂は給水口に飲料可能と書かれており、ダバダバと大量の水がオーバーフロー。膝丈ほどの深さの水風呂で、同じ球磨川水系のくま村湯の駅とは違ってキュンと締まった水質。オーバーフローされているから余計に心地良く感じるし、低湿よりで圧のあるサウナと非常に相性が良い。多分20度ほどだろうけども、もっと低く感じる。サウナとのバランスが非常に良いし、何より飲料可能の水風呂の贅沢さ…球磨川水系の水風呂のレベルの高さに驚愕。

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浴場から出ると球磨村マスコットキャラのくまんたろうがお出迎え。今回はレストランは利用しなかったが、どれも美味しそうでサウナ飯も隙がない施設かもしれない。

吐合水源の水風呂とバチッとくるサウナの相性がとにかく良い。碧い宝石と形容されるかわせみという名に恥じない銘店。是非とも沢山の人に訪れて欲しくなる施設である。