転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

クラリティを感じる名水の水風呂!四季の森

阿蘇山阿蘇カルデラの南部に位置する南阿蘇村。村内には白川水源や竹崎水源など数々の名水が生まれ、「平成の名水百選」に登録されている南阿蘇村湧水群があり、水の里として知られる。そんな熊本県いや全国でも有数の水の里で味わえるクリア感が溢れる水風呂がある施設、四季の森を今回は紹介したい。

 

阿蘇 久木野温泉 四季の森

住所…熊本県阿蘇郡阿蘇村久石3160

電話…0967-67-2212

営業時間…6時半〜22時
定休日…第3水曜日
入浴料…大人(中学生以上) 400円
    子供 200円

ホームページ…https://www.aso-shikinomori.com

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20200324154142j:image(施設外観。すみれか何かの花をモチーフにしたイラストが。公式HPより転載)

阿蘇でも久木野地区は白川水源のみならず、竹崎水源、池の川水源、寺坂水源、湧沢津水源など豊富な水源に恵まれているため、入店する前から期待が高まる。南阿蘇水の生まれる里白水高原駅という如何にもな名前が付いた駅まである辺り、村ぐるみで名水の里とアピールしている南阿蘇のプライドが伺える。

f:id:DDDtenkinzoku:20200324151504j:image(浴場は阿蘇の外輪山が大パノラマで楽しめる作り)

浴場は阿蘇山の麓に位置するロケーションを活かし、阿蘇の大パノラマを一望しながら温泉に入れるようにガラス張り。残念ながら露天風呂はないが、世界でも有数の大型カルデラ雄大な外輪山を持つ阿蘇を眺望出来るのは壮大の一言。 夜は辺りが真っ暗闇になるため、阿蘇五岳を見渡したい方は昼間での訪問をオススメしたい。弱アルカリ性の炭酸水素塩泉も肌を癒すのが感じられる。
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サウナ室は10人ほどのスペースで95度設定。反射熱もしっかりとある。圧を感じるが、中湿のため心地良く発汗出来るのが嬉しいセッティングだ。室内も綺麗であり、使用されている木材の香りも芳しくて良い。サウナストーブはストーンストーブ。もしロウリュ出来れば更にセッティングを活かせそうな気もする。ウレタン製のサウナマットは使い放題。もし布製のサウナマットが欲しい場合は受付に言えば渡してくれるのも嬉しいサービス。上記したように非常に綺麗に保たれているのは入っていて本当に気持ち良い。
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水風呂は地下水の井戸水を汲み上げているため、チラー無しでも通年で16度程度のこと。パイプから止めどなく注がれている天然水に身を沈めると水質と水温が相まってパキャーン!と打たれたような感覚が全身を駆け抜ける。白川水源、竹崎水源など阿蘇の名水の水風呂はズルいの一言だ。クリアどころか、透明過ぎてクラリティを感じてしまう水風呂。水質は湯らっくす以上だし、恐らく全国屈指ではないか?

上がってから受付のおばちゃんに水風呂がすごく良かったですと伝えると「この地区はどこも地下水湧くし、水源多いから一切カルキ臭しないでしょ?熊本市内に行ったりする時あるけど、水が臭いもん。カルキ臭する」とのこと。熊本市内も上水道は地下水100%なはずなのに、何と凄い感覚だろう…やはり、それだけ水がいいんだろうなぁ。

上記したが、露天スペースがないため、外気浴は出来ないものの、浴場からは阿蘇がパノラマで望めるのは気持ち良い。もし外気浴スペースがあれば、周りに街灯もないため夜には満点の星空が見渡せたりするのに…と思うが、サウナと水風呂のクオリティは凄いため外気浴が無くても気にならないレベルだ。

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退店し、すぐ近くにある道の駅あそ望の郷くぎのへ立ち寄ってみると四季の森の水風呂が良い理由が判明。南阿蘇湧水郡には入っていないが、古代の泉という縄文人が使っていたという湧水が。目と鼻の先に湧水があることを考えると受付のおばちゃんが言っていた至るところに水が湧くというのは嘘じゃないし、素晴らしい環境だ。

四季の森は宿泊やレストラン、蕎麦打ち体験なども行なっているため、家族全員でも楽しめるであろう施設だ。阿蘇が誇れる銘店であることは間違いないし、お金を落とすことで地震で傷付いた阿蘇地区の復興の手助けにもなるはずなので、是非とも立ち寄って頂きたい施設である。