転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

熊本屈指の源泉掛け流し温泉と地下水ダバダバ水風呂が自慢の銘店!梶尾温泉

熊本市北区にある梶尾町。熊本の中心部から車で約20分と市内から一番近い温泉地である菊南温泉にほど近い閑静な住宅街である。そんな住宅街に熊本屈指の泉質の温泉と良きサウナ、水風呂を有する施設。それこそが梶尾温泉である。記したように熊本市内からもアクセスが良いため、是非訪れて欲しい銘店だ。

 

梶尾温泉

住所…熊本県熊本市梶尾町1294-2

電話…096-245-0677

営業時間…10時~22時30分 
定休日…月曜日(第1、第3、第5)
入浴料…大人 450円
    子供 200円

ホームページ…https://kumamoto-guide.jp/spots/detail/5

f:id:DDDtenkinzoku:20200319163202j:image(梶尾温泉外観。古き良き温泉旅館といった感じ)

いつから営業しているかはわからないが、外観は昔ながらの温泉旅館という感じ。在りし日は多くの団体客で賑わったのだろうか。

 

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駐車場に車を止めるとそこには使わなくなった送迎バスが。大小宴会、旅館という文字がある辺り、かつては旅館業をメインにしていたのだろう。このバスが縦横無尽にお客さんを運んでいた時は熊本は一体どんな街並みだったんだろうか…動かなくなり、風雨に晒されたバスを見るだけでノスタルジーに浸れる。


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f:id:DDDtenkinzoku:20200319163159j:image(看板猫がお出迎え。とても人懐こくて可愛い)

暖簾をくぐるとフロントの奥にはレストランというより食事処と呼びたくなるスペースがあり、看板猫が2匹お出迎え。戯れていると女将さんが「その子は17歳よ、こっちの黒猫は1歳で遊び盛り」とニコニコ顔で話しかける。看板猫の愛想が良いのはどうやら女将さんに似たようだ。ペットは飼主に似るって言うしな。亡くなった僕の愛猫のことなどを女将さんと色々とトーク。愛猫家同士は話が弾む。

 

料金を支払い浴場へ。全体に硫黄の香りが漂い、泉質にも期待が高まる。身体を清めるために洗い場のシャワーをひねると何と源泉掛け流し!これは嬉しい。洗い場まで源泉掛け流しは熊本市内では珍しいと思うぞ。

 

内湯の広々とした湯船に浸かると別府の高等温泉にも似た単純泉だが柔らかい肌触り。これも源泉掛け流しであり、泉質がとにかく良い。これは自慢するのも理解出来る素晴らしい泉質だ。43度ほどの熱めの設定も良い。薄茶色に色付いた温泉は如何にも身体に良さそう。露天風呂は内湯よりぬるめの設定で長めに入れるなのも良き。露天には桜が植わっているため、春には満開で気持ちいいだろうなぁ。四季の移ろいを感じられる温泉…いいじゃないか、如何にも日本的で。

 

サウナは雛壇2段で詰めれば10名くらい入れるか。オリンピア製ガスストーブにTV有り。90度設定で良い感じの湿度。決してウェットな高湿サウナではないが、程良い感じの湿度のため苦しくなく入れる。またサウナ室のスペースも丁度良いサイズ。たかの湯を少し小さくした感じであり、熱の籠りが良いサウナ。温泉に入ってからのサウナという流れが非常に相性良し。6分もすれば大量に発汗してくる反射熱の良さ。セットを重ねる毎に身体の芯まで熱がしっかりと入ってくる感じがする良いサウナ。何というか温泉のサウナらしいサウナで好きなタイプだ。

 

水風呂は蛇口から水が勢いよくこれでもかとダバダバに注がれる。かなりの量のオーバーフロー。水温は20度ほどか?太腿くらいの深さで3名ほどのこじんまりした大きさ。マイルドでずっと入っていられる水質は水道水=地下水という熊本のメリットが感じられる。蛇口から注がれる水を見て、これが全部天然の地下水って熊本はやっぱり凄いよな…と感慨に浸る。

 

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温泉から上がるとレストランでは常連さんらしき2、3名のお客さんがビールとアテで舌鼓。この泉質の温泉とサウナから酒はずるいよ…絶対やめられない快感じゃないか…と思いながら退店。

 

露天で外気浴も出来るし、掛け流しの温泉の質も良いし、サウナも水風呂も良いし、看板猫が可愛いし、熊本中心部からも近いし…とにかく一度訪れて損はない銘店である。