転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

泉質、サウナ、水風呂どれも間違いなしの銘店!阿蘇坊中温泉夢の湯

熊本県阿蘇市。熊本のみならず全国的に有名な観光地であり、大規模なカルデラの壮大な景色、酪農や田園など長閑な自然に囲まれた風光明媚な土地である。そんな阿蘇市の中心部に再オープンした夢の湯。阿蘇の名水に本格派サウナ、温泉まで素晴らしい施設である

 

坊中温泉夢の湯

住所…熊本県阿蘇市黒川1538番地3

電話…0967-35-5777

営業時間…10時~22時
入浴料…大人 400円

    小学生 200円

ホームページ…http://www.aso.ne.jp/~yumenoyu/index.html

 

f:id:DDDtenkinzoku:20201004202013j:image阿蘇駅の側に佇む夢の湯。和風旅館のような趣きある雰囲気)

 

夢の湯は2020年8月8日の豊肥線全線開通に合わせて長期休業から再開した施設。阿蘇駅のすぐ側にあることから観光からのアクセスも良し。豊肥線開通とほとんど同時に営業再開されたことから熊本地震からの復旧が徐々に前進しているのが実感できる。休業期間は約3年ほど。いかに長い休業期間だったかわかるだろう。


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f:id:DDDtenkinzoku:20201004202018j:image(畳張りの休憩室は古民家チックだが、オシャレで雰囲気良し)

 

館内は非常に綺麗で和風旅館や古民家を思わせるような風情ある作り。休憩室の雰囲気が非常に良くて、湯上がりに時が経つのを忘れてゆっくりしていきたくなる。畳張りの優しい雰囲気も好みであり、見上げると梁が出ているのも如何にも木造建築って感じがして良い。温かみの感じる施設の作りだ。

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20201012161052j:image(温泉は源泉掛け流し。古い写真だが、実際は人工大理石で出来た浴場もピカピカ。公式サイトより転載)

 

人口大理石で作られた浴場はリニューアルしただけあってピカピカ。仄かに香る硫黄の匂いに胸が躍る。温泉は43度ほどで高めの設定であり、薄黄色味を帯びているのがミネラルを豊富に含んでいるのを想像させる。非常にしっとりとした肌触りであり、弱アルカリ性かと思い確認するとph7と中性。ナトリウム炭酸泉と書いていたから、かなりミネラル豊富なんだろう。熱めの温度だし、泉質も非常に良いため、交互浴だけでお釣りくるレベルの良さ。阿蘇は温泉資源にも恵まれているから良い土地である。


f:id:DDDtenkinzoku:20201012161055j:image(約12名ほど入れるサウナは板が全て張り替えられて非常に綺麗。公式サイトより転載)

 

サウナ室は非常に新しく、床材、壁材のスギ板の香りがとにかく芳しい。なんと素晴らしく心地良いサウナなんだろうか。温泉の質と併せて完璧過ぎる。12名くらい入れるスペースに雛壇2段。オリンピア製ガスストーブが鎮座し、中湿のセッティングで室温は94度ほど。しっかりと熱圧があるし、とても良いサウナだ。これで400円とは恐れ入る…


f:id:DDDtenkinzoku:20201012161102j:image(水風呂は阿蘇の地下水掛け流し。地下水の良さは名水の地だからこそのクオリティ。公式サイトより転載)

 

水風呂は膝丈の深さで8名くらいの広さ。地下水掛け流しで18度ほどの水温。透明感が凄く、清廉さすら感じられる阿蘇の地下水、悪いわけがない。キンと冷えつつもキツくないのは阿蘇ならでは。露天にベンチもあるし、ウレタン製のサウナマットもあるし、必要なものは全て揃っているハイレベル。阿蘇駅から近いのもプラスだし、阿蘇市では敵無しと言えるレベルだ。

 

10月3日に北側復旧道路も全面開通し、いよいよ本格的に地震からの復旧に歩み始めた阿蘇の銘店。観光地としても阿蘇は素晴らしいし、観光ついででもいいので是非とも足を運んで欲しくなる施設だった。