転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

旧炭鉱の街に佇む優良健康増進施設!荒尾温泉ドリームの湯

熊本県は北西部にある荒尾市。かつては大牟田市とともに三井三池炭鉱により栄えた炭鉱の町であり、万田坑世界遺産にも登録されている。梨などの農産物も有名でソロキャンプブームを牽引するお笑い芸人ヒロシの出身地でもある。そんな荒尾市にある荒尾温泉ドリームの湯。病院併設の総合健康増進施設としての魅力たっぷりの温浴施設だ。

 

荒尾温泉ドリームの湯

住所…熊本県荒尾市 水野1534-1

電話…0968-68-7773

営業時間…10時30分〜23時
入浴料…大人 650円
    小学生 300円

    幼児 200円

※女性風呂は100%源泉水噴霧式ミストサウナ

ホームページ…http://www.heiseikai.jp/health/dream_yu/

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210204182301j:image

f:id:DDDtenkinzoku:20210204182256j:image(100%源泉掛け流しが楽しめるメディカルスパという謳い文句。この辺りからも病院が経営している感じがプンプン)

 

ドリームの湯は経営母体が隣接する病院であるため、病院・老健施設と同じ敷地内にあり、ジムやレストランも併設された総合健康増進施設といった趣きの温浴施設だ。ちなみに、ジムと同時利用だと850円で入れるのはお得感あり。この辺は御幸病院がかつて運営していたウェルネススクウェア和楽と同じような仕組みの施設であり、如何にも病院が母体といった感じ。天然温泉センター・健康増進施設と入口に書いてアピールしている辺りからも読み取れる。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210204183431j:image

f:id:DDDtenkinzoku:20210204183440j:image
f:id:DDDtenkinzoku:20210204183435j:image(広々とした内湯は歩行浴、寝湯など種類豊富。健康増進施設という言葉に間違いなしな感じ。公式サイトより転載)

 

事前情報では狭いし、お湯もそんなに良くないと聞いていたため、過度な期待は持たずに入ったが、脱衣所や浴場はしっかり綺麗にされているし、露天風呂も意外と広々。源泉掛け流しなのが嬉しいし、バイブラ、ぬる湯、熱湯、歩行浴などなどバリエーション豊富。湯の花が浮き、軽い硫黄臭も感じる泉質は肌触り滑らか。地味に良い施設じゃないか…噂と体感では全然違うことを改めて認識させられる。百聞は一見にしかずである。


f:id:DDDtenkinzoku:20210204183428j:image(露天風呂も広々でととのい椅子もあり。サウナ欲を満たすものは全て揃っている。公式サイトより転載)

 

サウナはオリンピア製ガスストーブに雛壇2段の長方形。TVありの最大8人ほどのスペース。そこまで広くはないが、サウナ室の壁の半分は綺麗に補修されており、新しい木材の香りも心地良い。90度設定で高湿よりでドライサウナなのにしっとりした感じでマイルド。湿度にサウナ室の匂いが熊本市内のたかの湯や鹿児島の一本桜温泉に非常に似ていて一気に好きになる。ガツンとした熱はそこまで無いが、マイルドでじっくりと蒸される感じが柔らかく芯まで熱を通す。初心者でもキツくなく入れる優しい良いサウナだ

 

水風呂は股下ほどの深さに4人ほどのスペース。常に湯船から流れ落ちる水が好印象。入ってみると意外とクリアで何というか若干の甘みを感じる水質で良き。20〜18度程度だろうか?良い感じの水量のオーバーフローが気持ちいい。露天には椅子が5つ設置され休憩スペースに申し分無し。荒尾は温浴施設が非常に少ない土地だが、こういう施設があることが嬉しくなる。

 

石油へのエネルギー転換に伴う炭鉱の閉山による人口の減少などの問題も抱える土地で過疎化、高齢化が進む土地であるが、かつて炭鉱が稼働していた時にはこの土地にどれだけの富をもたらしたのか…などノスタルジーに浸りながら訪れるのもいいかと思う。