熊本の中央部に位置する宇城市は松橋町。アトランタ、シドニー五輪に出場した名長距離走選手である川上優子の出身地であり、肥沃な土地を利用した蓮根の名産地としても知られる。そんな松橋町の古保山に位置する古保山リゾート。バリ風の外観、内観はまさに異国を訪れたような隠れ家的なリゾート温泉だ。
隠れ家温泉 古保山リゾート
電話…0964-25-2206
営業時間…10時〜22時
入浴料…大人 550円
子供 350円
ホームページ…http://www.kohyamaresort.com
(外観、内観ともバリ風に統一。館内に漂うお香の香りが尚更異国に誘われた感覚に陥る)
隠れ家温泉というコンセプト通り、山の中腹にあり、外観や内観までバリのリゾートを意識した造り。同じくバリをイメージした山鹿の平山温泉にある華の番台に似た雰囲気だか、こちらは入口からお香の匂いが漂ってくるため、余計にリゾート感が出ている。本当にここは熊本か?と錯覚してしまうほどオリエンタルなエキゾチックな雰囲気がプンプンだ。館内ではアジアンエステなども施術してるため、日頃の疲れを癒したい女性向けの施設かもしれない。
内湯より露天風呂の方が広く、手入れもしっかりされて非常に清潔。温泉はアルカリ性単純泉。無色透明で無味無臭のクセのないタイプ。加水無しで100%掛け流しのようで肌を程よく癒す滑らかな感覚が気持ち良い。ちなみに、内湯の方が熱湯のセッティングのため、熱湯好きな人は内湯の方がいいだろう。
(浴場はまさにリゾートといった風情でゴージャス感が漂う。公式サイトより転載)
サウナはTV無しで横に長い長方形。8人ほどのスペースに雛壇2段。サウナマットも比較的新しく清潔感あり。ストーブの前に衝立があるため、ちゃんと確認出来ないが、恐らくストーンストーブだろう。100度キープで若干の低湿よりだが、ピリピリくる感はない。程々の輻射熱が落ち着いた雰囲気のサウナ室と相まってじっくりと汗を流せるセッティングだ。
水風呂は股下くらいの深さで恐らく水道水掛け流し。チラー無しのため20度くらいの水温だが、気温の季節変動は非常に影響を受けそうな気がする。こちらも温泉と同じくクセのない万人受けする水質であり、オーバーフローも充分。
露天にはデッキチェアが2つ。露天にはフェニックスやソテツなど南国を思わせる植物や館内の随所から漂う異国情緒。繰り返すが、ここは熊本ではなく南国のリゾート地ではないか?と錯覚に陥る。デッキチェアに身体を預ければ目の前には涅槃仏が陰陽のマークが入った本を読んでいるオブジェが。バリの宗教は果たして仏教なのか?などと物思いに耽ながら、露天に吹く風を感じて外気浴。夜はライトアップされて更にムーディーな雰囲気になるらしい。なんともリゾート感プンプンじゃないか…
熊本の片田舎でエキゾチックな雰囲気を存分に堪能しながら味わう温泉、サウナ、外気浴…海外に行く時間はないけども旅行気分を味わいたい…そんな方は是非古保山リゾートを訪れてみては如何だろうか?