転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

2021年版、熊本サウナ旅のすゝめ【熊本市内】

世界が未曾有のパンデミックに陥って、はや1年近く経とうとしている。「コロナが無ければねぇ…」というセリフを去年から何回、いや何百回聞いたかわからないし、言ったかもわからないが、このセリフが最早立派な常套句として成立してしまっていることにやるせなさ、悲しさ、切なさすら感じてしまうこの頃である。

 

コロナが落ち着いたらしたいことは山ほどあるのだが、やはりサウナ好きとしてはサウナ旅だろう。そこで去年も記事にしたのだが、当時とはまた状況が変わったりしているため、2021年版の熊本サウナ旅のすゝめを記していきたいと思う。あくまで個人的オススメのルートであるため、これを参考程度にご自身で色々と計画を組み立てるのも面白いと思う。何より早くコロナが終息するのを願って書き記していこう。

(以前書いた熊本サウナ旅のすゝは下記をご覧下さい。https://dddtenkinzoku.hatenablog.com/entry/2020/01/16/171211

 

サウナ旅のモデルケースとして以前の記事と同様に一泊二日として日程を考えたい。朝に熊本に着くと仮定し、帰りは翌日の夜という旅程を想像してプランしたい。基本的に熊本は地方都市であるため、公共機関よりも車で移動した方が利便性が良いため、この記事のプランは車移動を基本と考えて頂きたい。免許が無い人はどうするかって?それは各々で考えて!と投げっぱなしにしたくもなるが、グループで旅をされてみたり、車が無くても何軒かは回れるため、ゆっくりと無理のないプランを立ててみると良いだろう。とにかく、交通手段は個人で手配すると仮定して読み進めて頂くと幸いである。

 

まず1軒目にオススメしたいのが太陽神こと富合サウナランド🌞前回の記事でも書いたのだが、24時間営業で利便性も良いため一発目に入れるのが最適だと思う。駅や空港から車で1時間ちょい行けば到着するし。昭和感溢れる素晴らしいサウナ施設であり、100度近いサウナはTVも時計も無い演歌だけが流れる。入口のアンニュイな顔をした太陽神の異名を持つイラストも必見だし、写真に収めるのもお忘れなく。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210216020052j:image

 

2軒目にオススメしたいのは男性なら田迎サウナだ。完全無人営業という独自の道を突き進むスタイル。外観は闇金、中はガタが来つつもしっかりとしたサウナ、地下水掛け流しの水風呂。東南アジアの安宿に迷い込んだ気分になれる。全国屈指のアングラサウナを体験せずに熊本に来た意味無し!と言えるほどのサウナ。ここは外してはいけない場所のため、絶対寄るべきサウナだ。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210216020102j:image

 

女性には嘉島湯元水春をオススメする(もちろん、男性にもオススメ出来る施設だ)。イオンモールの敷地内にある大型のスーパー銭湯であり、オートロウリュされるサウナは中々のセッティングの良さ。水風呂も15度付近とスパ銭にしては攻めており、外気浴スペースも十分だし、源泉掛け流し温泉も味わえる。個人的にそろそろアロマロウリュサービスを再開して欲しいと思っているが、無くてもポテンシャルを存分に堪能出来るだろう。ちなみに、水春の電気風呂はめちゃくちゃ強烈だ。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210216020132j:image

 

3軒目にオススメしたいのが熊本の銭湯だ。やはりサウナ旅に来たらスパ銭やサウナ施設だけでなく銭湯も外せない。その中でもたかの湯、大福湯の2つはオススメ出来る銭湯だ。まずたかの湯だが、こちらは熊本市の健軍という第二都心といった感じの所に位置する。たかの理容室が経営する銭湯であり、全てが丁度良い感じ。サウナも水風呂もクオリティが高い。特に水風呂は健軍水源地近くのため、非常に柔らかい水質が特徴だ。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210216020145j:image

 

大福湯は夏目漱石も住んでいた坪井という土地にある。2種類のサウナに天然温泉の水風呂、そして銭湯では珍しい冷凍サウナを兼ね備えた、まさに熊本銭湯サウナ界のワンダーランドである。銭湯なのに湯船は全て温泉でお湯の種類も豊富。高温サウナ、低温サウナ、冷凍サウナを銭湯価格で味わえるというコスパの良さも光る。熊本のサウナの奥深さを味わうにはもってこいの銭湯だ。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210216020152j:image

 

さて、4軒目は熊本のサウナ旅でほとんどの人が目的にするであろう湯らっくすを薦めたい。詳しいことは散々メディアで取り上げられているため、当ブログより湯らっくすでググる方が良いと思うので詳細は割愛する。注意点があるとすれば、宿泊予約が出来ないということ。またカプセルホテルでも無いため、どうしても個室で泊まりたい、ベッドで寝たいという方は街中でホテルに泊まる方が無難だろう。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210216020717j:image

 

何としても寝床だけは確保したいという人にオススメしたいのがカーナA、ドーミーイン、レフ熊本、ピースフル優祐悠だ。これらは全てサウナ付きのホテルであるため、寝床が無いなどの心配も無用だ。

 

まずカーナAだが、こちらは近年リニューアルし女性用のフロアも設置されたカプセルホテルである。サウナは綺麗でしっぽりと入れる雰囲気であり、水風呂もクリアで気持ち良い。繁華街ど真ん中にあるため、飲み歩きして帰りやすいのも嬉しい。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210216020435j:image

 

ドーミーインはご存知、全国チェーンのビジネスホテルだ。アメニティや清掃は行き届いているし、ドリンクサービスや夜鳴きソバの嬉しいサービスも光る。こちらも繁華街近くのアクセスの良さ。

 

繁華街近くというかど真ん中という意味ではレフ熊本というホテルも利便性抜群だろう。新しく出来たホテルのため、非常に清潔だし、浴場は空中庭園を思わせるスタイリッシュさと落ち着いた空間を兼ね備えている。サウナも綺麗で大人の雰囲気。問題は女性はスチームサウナというところだろうか…

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210216020233j:image

 

また市街地からは離れるが、ピースフル優祐悠も捨てがたい。全国屈指の名店である湯の泉グループに似たチンピリ漢方湯が味わえ、浴場には大きいプールまで設置。サウナもガツンとくるセッティングであり、チンピリ漢方湯に浸かってサウナからプールで泳ぐというウルトラCを組み合わせることも可能だ。また特許を取得している塩爆サウナ、露天に設置されたブランコなど愛でたいポイント満載の飽きのこない銘店だ。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210216020248j:image

 

2日目は菊南温泉スパリゾートあがんなっせを1軒目でオススメしたい。まさにスパリゾートといった感じで館内は広々。ここのオススメは3と7が付く日に開催されるサウナの日イベントだ。アロマ氷を使ったセルフロウリュ、10度に設定された水風呂に不感湯。そしてリゾート風の外気浴にはハンモックにインフィニティチェア。何もかも間違い無しで、都会ならば確実に倍以上の値段はするだろう。もっと評価されるべき名店だと個人的に思うため、強くオススメさせて欲しい。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210216020311j:image

 

あがんなっせを出た後には梶尾温泉に寄ると良いだろう。あがんなっせから近くにあり、泉質もサウナも水風呂も良し。特に泉質が良く、サウナと組み合わせると更にガッツリ汗をかける。水風呂もオーバーフロー充分。外気浴には桜の木があるため、春には風光明媚な桜が映える景色を見ながら外気浴が出来る。古き良き温泉という熊本の温浴施設の幅広さを十分味わえるだろう。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210216020314j:image

 

梶尾温泉の後には熊本城温泉 城の湯へ向かいたい。ここも評価されるべき施設の一つであり、上手く言い表せないのだが、とにかくサウナと水風呂の相性が良い。安定感のあるサウナにマイルドな水風呂は入れば良さがわかるはずだ。外気浴にも工夫を凝らし、インフィニティチェアなど設置。下にある焼肉屋、ハンバーグ屋さんの匂いが熊本一の食欲をそそる外気浴だ。繁華街からのアクセスも良く、温泉の泉質も中々良いため、サウナ旅に組み込むべき施設だろう。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210216020333j:image

 

最後に向かいたいのが八代センターサウナ。熊本市内でもないし、男性専用なのだが、時間に余裕があれば是非訪れて欲しい。何故なら昭和のサウナ遺産的な施設であり、アングラ系サウナ好きは一目で気に入ると思う。カラカラサウナに訛りとクセの強い大将。サウナ室に転がるジャガイモ…ツッコミどころ満載だが、行けば経験値が上がること間違いなし。いつまで営業出来るのかわからないため、その有志を目に焼き付けて欲しい。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210216020348j:image

 

もちろん、上記以外に良いサウナは沢山あるし、時間の兼ね合いもあるため全てを回れない可能性もあると思う。ただ、今回の記事を参考に行きたい施設を見繕って無理なく回ってみるという参考になれば非常に喜ばしいことである。また全国のサウナ好きが自由にサウナ旅を楽しめる日々に一日も早く戻ることを願って〆させて頂くとしよう。