熊本県はイグサの名産地である八代市。偉大なる演歌歌手の八代亜紀を生み出した土地。そんな八代市にある由緒正しき温泉地、日奈久温泉。藩営の温泉地として栄え、詩人の種田山頭火が愛した土地でもある。そんな日奈久温泉にある旅館、潮青閣。泉質の良い温泉と香りが心地よいサウナが魅力な施設だ。
潮青閣
電話…0965-38-3300
営業時間…立寄入泉 12時30分〜22時（サウナは13時〜22時）
入浴料…大人 500円
ホームページ…https://chouseikaku.com/
※当記事での浴場の写真は全て許可を得て撮影しております
（老舗のホテルっぽくもある外観。受付にある泉質の説明文に心躍る）
潮青閣は前述の通り、日奈久温泉にある旅館であり、立ち寄り入浴が可能といった場所だ。外観は老舗ホテルといった感じだが、脱衣所、内湯は旅館らしい作り。如何にも温泉保養地といった雰囲気が漂ってくる。
（熱湯とぬる湯の２つある温泉。こじんまりした湯船だが、泉質は良き！）
浴槽は２つあり、熱湯とぬる湯に分かれている。こういう温度を変えたサービスは嬉しい限りだ。ツルンとした肌触りが気持ち良い。弱アルカリ性の温泉が体の芯まで染み入る感じがする。
（修繕の跡がはっきりわかるサウナ。この新しい木材の香りが心地良い）
サウナは縦長で雛壇1段の4人ほど座れれば十分な小さめなスペース。100度設定でウレタン製のサウナマット使い放題。丸型のストーンストーブの横には四角い金属の容器に水が。恐らく湿度をコントロールしてるんだろう。そのため、適度な湿度を感じるため、ゆっくりと入りやすい。壁も修復したのか、新しい木材の香りが気持ち良い。何故か12分計と砂時計の2つ体制。TVもBGMも無いスタイルだ。
（三角形の水風呂はホースから常に水が注がれている）
水風呂は三角形の形で横からホースにて水を注入しており、深さは膝丈上くらい。1人しか入れないスペースであり、20度ほど。ただし、ホースから注がれる水が非常に心地良く、ゆったりとした質感である。
露天は無いのだが、心地良い泉質を誇るし、サウナも悪くないし、温泉旅行でこういう旅館に泊まれると満足度が高いだろう。日奈久温泉に行かれた際には訪れてみても良い施設だと思う。
