転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

罪深き強烈なオーバーフロー水風呂!城南天然温泉旅館

熊本市南区に位置する城南町。2010年熊本市編入され合併特例区になったが、かつては下益城郡に属していた。向坂山を水源とする緑川と、宇城市豊野町に発し富合町を経て緑川に注いでいる浜戸川という2つの河川がある知る人ぞ知る水の都であり、そのような事情から肥妖な水田地帯に恵まれている土地である。そんな城南町に全国屈指レベルの贅沢なオーバーフローの水風呂を有する施設、それが城南天然温泉旅館である。

 

南天然温泉旅館

住所…熊本県熊本市南区城南町藤山1715

電話…0964-28-8611

営業時間…10時~21時
定 休 日…第3月曜日(祝祭日の場合、その翌日)
入浴料…大人500円
    小人200円
    3歳児未満無料

ホームページ…http://www.jonan-resort.jp/

※2020年9月30日より休業

 

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南天然温泉旅館はゴルフ場に併設されている温泉であり、100%掛け流しが売りの施設だ。敷地内にはパターゴルフやテニスもあるため、家族で遊んでから温泉も良さげ。ちなみに、レストラン、宿泊施設、家族風呂をあるため、ファミリー層のニーズを満たす条件は揃っている。

 

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(内湯も露天風呂も掛け流しだけあり、湯船から温泉が常に溢れる。公式HPより転載)

脱衣所は阿蘇の司ビラパークに似てて、浴場は鹿児島伊佐市にあるまごし温泉を広くした感じ。違いは露天の有無くらい。内湯も露天も温泉が止めどなく溢れる。天然温泉100%掛け流しは伊達じゃない。露天風呂は森林浴が味わえる作りで心休まる。温泉の質もトロンとした感覚が気持ち良い。

 

サウナは常時100度キープ。8人くらいのスペースに半分がタイル、半分が杉板という変わったサウナ室の壁。タイルは震災の影響か、ヒビ割れ崩落寸前の箇所もあるが、まだまだ現役。タイル張りの前に座ると反射熱がビシッと来るが、入口付近の杉板張りの場所はマイルドに感じるのが面白い。サウナストーブには鉄板が被さり、種類分からず。多分ストーンが置いてそうだなぁ。地震の影響を受けた壁や雛壇を修繕出来たら更に良いサウナになりそう。今のままでも充分良いサウナだけど。

 

水風呂はサウナの横にあるため、導線がかなり良い。2つの蛇口から大量に注がれる水。それにプラスして洗い場のシャワーを浴槽にぶち込んで強烈にオーバーフローさせている。ツインバズーカの蛇口+シャワーによるオーバーフロー。今まで見た中では1番の溢れ出す水風呂かも。水資源の無駄使いじゃないか…と罪悪感すら感じてしまう。これだけ大量に注がれると汗流しカットでもビクともしないだろう。オーバーフローと聞けばMAD MAXボタンを思い浮かべる人も多いと思うが、僕が体験した中で熊本で1番強烈なオーバーフローはここだった。それくらい凄まじい量の新水が注がれる。深さは膝丈くらいで6人くらいのスペース。透明感を感じるクオリティの水。オーバーフローで剥がされる羽衣が心地良く感じる。

 

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外気浴は椅子が5つ隔離され置いてるのも良き。上記した様に森林浴の気分にしっぽりと浸れる。また打たせ湯が露天にあり、蛇口で出る量を調整出来るため、外気浴中に打たせ湯という楽しみ方も出来る。ととのいながらの打たせ湯は初めての経験でかなり心地良かった。

熊本で水の都といえば阿蘇の白川水源などを思い浮かぶが、隠れた水の都の城南町で味わえる罪悪感を覚えてしまう強烈な水風呂を是非体験して欲しいものである。