転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

JA直営だが侮るなかれ!天草市民の生活を潤し続けた銘店。本渡温泉センター

天草市の中心部である本渡地域。2006年の牛深市天草郡8町との合併前には、天草地方で最大の人口を擁する中心地であり、現在もその時代の色を濃く残す地だ(天草飛行場など交通の要があるのも本渡地域)。そんな本渡地域の住民に愛された本渡温泉センター。コロナ禍の影響により残念ながら2021年3月末をもって閉店してしまったが、温泉の質、サウナ、水風呂とも素晴らしい施設であった。

 

本渡温泉センター【閉店】

住所…熊本県天草市瀬戸町1-1

ホームページ…http://www.ja-hondoituwa.or.jp/onsen.php

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20200807162123j:image(何処となく公民館っぽい雰囲気がする外観。本渡中心部から車で5〜10分ほどとアクセスも良かった)

 

本渡温泉センターはJAが運営する施設であり、敷地内にあるJAの横にある。館内にもJAのポスターがいっぱい貼ってあり、何というか公民館のような雰囲気が漂う。地方の農協って本当力持ってるよね〜とこういう場所を訪れる度に思わざるを得ない。

 

浴場はコミュニティセンター系のこじんまりした感じの作り。お湯と水風呂が1つずつ。温泉は期待してなかったのだが、かなり滑らかでトロトロ系のしっとりする泉質。中々驚きの質感だ。アルカリ性単純泉だから硫黄臭はきつくなく無色透明だが、しっかりと肌に染み渡る感覚の名湯。成分表によるとラジウムも含んでいるらしい。熱めの温度なのも嬉しい。温泉目当てでも裏切らない施設であった。


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f:id:DDDtenkinzoku:20200807162119j:image(館内も公民館風情の雰囲気が漂う。こういった地方のコミュニティスペース系の温浴施設は大好きだ)

 

サウナは10名程のスペースで雛壇2段。入口側の雛壇は1段目が狭くなっている作りで、ウレタン製サウナマットが使い放題。室内照明はほど暗く雰囲気が良い。壁材は煉瓦調でオリンピア製電気ストーブ。入った時は80度ほどだったが「熱っ!」と思うくらい反射熱が良好。恐らくは壁材のおかげだろう。電気ストーブだとマイルドな感じだが、全然そんなことなくバチっと来る圧がある熱だ。実際5分くらいで一気に95度くらいまで上がったため、温度の乱高下はあるだろうが、調子が良い時はバチっとくる強気なセッティングだったのだろう。

f:id:DDDtenkinzoku:20210715112032j:image(こじんまりとした浴場だが手入れは行き届いていた。九州旅ネットより転載。https://www.welcomekyushu.jp/event/?mode=detail&id=9999900036297&isSpot=1&isEvent=

 

水風呂は膝丈くらいの深さに4人ほどのスペース。常に新水が注がれオーバーフローもしっかりしている。チラー無しの掛け流しのため、20度程度だが、なんというか香りが良い水風呂。ゆっくりと羽衣が纏うのが感じられるし、サウナとの相性も良い。JAが運営してるから…と期待してなかったのだが、凄く良い施設でびっくりした。

 

言葉は悪いが、有象無象のこういった一般には知られていない施設がコロナ禍でドンドン閉店していくことに悲しみ、やるせなさを抱いてしまうのだが、閉店前に入ることが出来て本当に良かったと思う。今ある温浴施設もいつまでも営業出来るわけではないという事実を噛み締めながら利用していきたいものだと改めて思った次第だ。

熊本のサウナを完全制覇して感じたこと

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全国津々浦々の土地を転勤しないといけない僕が熊本で勤務するようになったのは約4年前だ。その前の鹿児島勤務時代にガッツリとサウナにハマり、熊本でも僕のライフスタイルの一部としてサウナはルーティンと化した。

 

縁もゆかりもない熊本で最初は土地勘が全く無いため、行く温浴施設もある程度固定されていたが、徐々に熊本での生活に慣れてきたところで、ある目標が芽生えた。それは日帰り入浴出来る熊本のサウナに全部入ってみたいということ。

 

熊本在住中に達成しないと中々出来る機会もないため、何とかして達成したいと思い立ったのだ。結果、5月29日に天草のユメールという施設を訪問して熊本県内全域の日帰り入浴出来るサウナを完全制覇出来たのだが、そこで感じたことをツラツラと書き記していきたい。

 

まず第一に感じたことが熊本には有名店以外でも全国に出せる施設が溢れているということ。もちろん、これは熊本だけではなく全国津々浦々でまだまだスポットの当たっていない施設に溢れていると思う。凄く語弊のある表現かも知れないが、スポットの当たらない無名な有象無象の施設も決して有名店に劣っていないし、場合によっては有名店よりもクオリティが高いことだってある。

 

ここ最近のサウナ界隈を見ていると、有名店だから完璧!だとか、有名店ならととのうのに!みたいな名の通った施設と比べることが非常に多くなっていると感じている。もちろん、有名店も愛されるだけの努力はしているし、それだけメディアなどで取り上げられる仕事をしているのは凄いことだと思う。しかし、もう少し足元にあるサウナに目を向けてあげませんか?と思うのだ。

 

もしかしたら足元に宝石がゴロゴロと転がっていて、それを見逃してる可能性もあるのかも?と様々なサウナを訪れて強く感じたのだ。宝石を見つけられる機会や可能性を自ら放棄してしまうのは本当に勿体無い…と思うので、有名店に固執し過ぎず、有名店を神格化しないで色んなサウナ行って欲しいと思う。宝探しって面白いじゃないですか?あれと同じなんですよ、サウナ巡りって。

 

第二にやはり熊本は水の質が高いし、様々なバリエーションのサウナがあるという素晴らしい土地だということだ。例えば完全無人営業の田迎サウナや昭和サウナ遺産のような八代センターサウナ。阿蘇に行けばキラキラに輝くような素晴らしい水質の水風呂がある施設が沢山だし、杖立温泉、わいた温泉のような温泉の蒸気を利用した古式蒸し風呂もある。山鹿や菊池のサウナも素晴らしいし、オーシャンビューの天草のサウナも素晴らしい。有名店だけではなく、これだけバリエーション豊富な土地をもっと褒めるべきだと思う。

 

最後に感じたのはサウナそのもののセッティングに自分が合わすという重要性だ。水風呂や外気浴が無いから…サウナがぬるいから…そんなことはもうやめませんか?無いなら無いで割り切って、どのように自分が施設に合わせていくかが重要じゃないのですか?と思うのだ。水風呂が無いなら水シャワーで冷やせば良いし、サウナがぬるいなら長めに湯船に浸かってから入れば良い。少しでも合わせる努力をするだけで、色々な施設の良さを気付くことが出来るから、ととのうことに囚われ過ぎないのも大事だと思うのである。

 

ここからは余談なのだが、ブログ記事を書くようになって、ありがたいことに全くやり取りしたこともない温浴施設から「是非今度訪れて記事にして下さい!」とか「うちに入ってみて改善点など教えて下さい!」などといった連絡をして頂ける施設が何軒もあった。これはブログを始めた頃には想像も出来なかった想定外中の想定外のことだが、非常に嬉しいと思ったのは正直な感情だ(まぁ内心はこんな駄文で雑なブログ記事を書く僕みたいな奴のレビューを期待して頂いて恐縮しきりなのですが…)

 

また「熊本行く時には参考にします!」とか「ブログのファンです」など言ってくれる方々に対しても感謝しかない。完全に自己満足な備忘録に付き合って頂き、非常に申し訳ない気持ちも芽生えるのだが、見ず知らずの方々に評価のメッセージを送って頂けるのはこの上なく喜ばしいことだと素直に思う(これも内心はめちゃくちゃ恐縮しております…)

 

果たして僕のブログがどれだけ熊本の温浴施設のためになっているのか?またどれだけの人が熊本に興味を持つようになってくれているのか?僕のブログが与える影響は凄くも無いし、微々たるものだの確実に言えるのだろうけど、少しでも熊本の温浴施設の良さが伝われば、この備忘録を記してきた価値もあったのかなぁ…と思う次第だ。

 

まぁ中には僕のブログが嘘まみれで人の情報をパクった記事だらけだという無いこと無いことを言ってくる浅ましい人もいたのだが、僕の記事は僕自身が全て訪れてこの目と肌で感じたことを記しているのであるわけだ。

 

物書きを生業としているわけでもないし、学生時代に遊び呆けていたため文章力が皆無で施設の情景やサウナのセッティングなどを上手く表現出来ないことが多いのはお店に申し訳ない気持ちで一杯ではあるのだが、少しでも読んで頂ける方々に伝わればという思いで書いているのである。

 

しかしながら、コロナ禍において熊本でも施設の閉店が相次いでいる。誰にも知られることもなくひっそりと閉店していった店もあれば、サウナは付いてるけど光熱費の問題でもう稼働しないと言っていたオーナーさんも何名もいた。少しでも役に立ちたいが、少しお客さんが増えたくらいでは何ともならないこともあるので、こればかりは本当コロナが憎いし、来たるべき人口減少時代には何軒の施設が残っているのか…と不安になるのも正直なところだ。

 

そういった施設を少しでも減らすことに貢献出来れば…という考えは自分でもおごがましいと思うが、色んな施設にスポットが当たれば良いなという思いが僕のブログを書く原動力かも知れない。

 

僕は熊本出身でも無いし、転勤族であるので、いつの日にか熊本を離れるのは確定している。願わくば熊本出身の方に様々な熊本県内の温浴施設の情報を発信して頂けるとありがたいのだろうけども、少しでも熊本を盛り上げるために記していくのが熊本県のサウナを完全制覇した僕の努めなのでは?と誠に身勝手な義務感を抱いている。

 

完全制覇して次の目標は何なの?と何名かの友人から聞かれたが、まだまだ記すことが出来ていない銘店が沢山あるため、次の目標は訪れたサウナを全てブログ記事にして形として残していければと考えている。不定期の更新となるが、ブログ記事がアップされた際にはお付き合い頂けると誠に幸いであるし、少しでも熊本のサウナの魅力が伝わればいいなと願っているのである(とはいえ、気持ちが乗らないと筆が走らないんだよなぁ…まぁボチボチやります!)

度重なる被災から華麗なる再興!名湯、名水が堪らない垂玉温泉 瀧日和

熊本は南阿蘇村河陽地区にある垂玉(たるたま)温泉。かつて北原白秋与謝野鉄幹など歌人が訪れたこともある由緒ある温泉だ。熊本地震や九州豪雨などによる甚大な被害を受け、長年の休業を余儀なくされていたが、2021年4月18日に屋号を瀧日和と変更して再スタートした施設である。

 

住所…熊本県阿蘇郡阿蘇村河陽2331

電話…0967-67-0006

営業時間…10時〜19時(受付18時まで)

     水曜定休

入浴料…大人 800円

    子供 400円(未就学児無料)

ホームページ…https://tarutama.jp

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20210508165150j:image(垂玉温泉山口旅館から被災により5年振りに日帰り温泉として再スタート。敷地内には家族湯もあり)

 

江戸時代に開湯した歴史を持つ垂玉温泉。元々は山口旅館という明治19年1886年)開業という歴史ある旅館で、垂玉温泉唯一の宿であり、日本秘湯を守る会の会員だったそうだ。しかしながら、熊本地震と九州豪雨により被災し長年の休業を余儀なくされたのだが、この度5年振りに日帰り温泉としてスタートを切ったばかりである。


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f:id:DDDtenkinzoku:20210508163635j:image(強烈な温泉の蒸気を上げる配管と地獄蒸しを出来るスペース。石碑には与謝野鉄幹北原白秋など紀行文「五足の靴」を記した5人が山口旅館に宿泊したことを示す石碑が)

 

駐車場に車を停めて降りると辺りには強烈な硫黄の匂いが立ち込める。このレベルの硫黄臭は別府温泉以来であり、強烈な温泉の蒸気を上げる配管や温泉の成分で色が変わった排水溝などを見て、この温泉の泉質が極上であることを確信。早くもワクワクしてしまう。

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20210508163606j:image(垂玉温泉名物である金龍の瀧。この瀧から湧き出す水が垂玉川の源流となるらしい。敷地内にある垂玉の名水もこの滝から湧き出る岩清水)

 

まず最初に目に付くのはシンボルである金龍の瀧。垂玉川の源流でもあり、この瀧から垂玉温泉の源泉が湧き出るそうだ。震災前は瀧の側で温泉を楽しめたそうだが、現在では被災したため出来ず。しかし、オーナーさんによると震災後にこの源泉が枯れずに、また創業当時の石垣も残っていたことから再建を決めたそう。シンボルマークを超えた神通力というか運命めいたものを感じてしまうエピソードだ。敷地内にある垂玉の名水もこちらから湧き出す岩清水で、間違いなく水質が良いのがわかる。


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f:id:DDDtenkinzoku:20210508163724j:image(受付から大浴場は離れた所にあり。周りが山々に囲まれているため、小鳥の囀りなどが心地良い)

 

受付を済ますとロッカーの鍵を渡され、そのまま少し離れた大浴場まで歩を進める。大浴場の見た目は何処となく日本旅館をスタイリッシュにした感じだが、脱衣所に入るとかつての旅館を営んでたのがわかる和風な感じ。横に流れる渓流の音が脱衣所でも聞こえるため、露天風呂などは間違いなく気持ち良いだろうと思いながら服を脱ぐ。

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20210508194041j:image(再オープンしたばかりということもあり、浴場、館内とも非常に綺麗。男湯は露天に寝湯、女湯は立ち湯に陶器風呂が設置。公式サイトより転載)

 

浴場に入ると全体に漂う硫黄の香り。少し赤みがかった黄緑色の温泉に湯の花が舞う。個人的に湯の華がある温泉は大好物のため、これだけで嬉しい。単純硫化泉でトロミがあるというよりは湯冷めせずにポカポカと温まる感じの泉質。北原白秋与謝野鉄幹が感銘したのが良くわかる名湯だ。何度も災害に見舞われながら復旧されたのが何より嬉しくなる。ちなみに、金龍山垂玉寺の修行者が利用していたことから垂玉温泉という名が付いたそう。


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f:id:DDDtenkinzoku:20210508163859j:image(貸切風呂も家族連れに人気であり、ネーミングから再興にかける想いが伝わってくる)

 

サウナは雛壇2段で4人ほどのスペース。メトス製のストーンストーブが入口から見て左手に鎮座。大きさ、作りは熊本市内の大福湯に似ている。壁材は恐らく杉板であり、雛壇も同じ材質で出来ており、香ばしい独特の清涼感ある香りが心地良い。温度は78〜80度ほどで熱圧は弱め。ガツンと来るサウナが好きな人には物足りないだろうが、じっくりと温泉に浸かってから味わうと良いサウナだろう。


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f:id:DDDtenkinzoku:20210508171647j:image(受付横にはカフェスペースやウッドデッキも。地獄蒸し用の野菜や玉子、ドリンクなども充実している)

 

水風呂はサウナのすぐ隣に設置。膝丈ほどの深さに大人2人ほど入れる大きさで花崗岩で出来た浴槽が何処となく涼しげだ。浴槽の下から新水を入れているタイプでオーバーフローは凄い量というわけではないが、常に浴槽から水が溢れているのも好ポイント。想像通り、水質は間違いなく、垂玉の名水という名に恥じないクリア感。16度ほどでしっかりと冷たく、芯までキリッと来るタイプの素晴らしい水風呂だ。


f:id:DDDtenkinzoku:20210508171640j:image(トレーラーハウスなども敷地内にあり、今後はグランピング施設などを展開する予定もあるとかないとか)

 

水風呂を上がり、露天風呂へ。すぐ側に流れる瀧や渓流のせせらぎ、山を彩る木々の数々や露天に植えられた楓、囀る小鳥…月並みな表現だが、まさに都会の喧騒を忘れて自然に耳を傾けられる温泉だ。露天風呂に設置された寝湯に入り、目を閉じると自然と一体化したかのように錯覚してしまう。四季の移ろいによって雰囲気が変わるのも醍醐味だろうし、こんな素晴らしい温泉が復興したことに感謝しかない。

 

熊本地震や九州豪雨など度重なる自然災害から不屈の精神で復活した名湯が多くの人に再び愛されるようになるのを心から願うばかりである。

ゴルフ場で源泉掛け流し温泉、本格的ドライサウナ、クリアな水質の水風呂を体感せよ!阿蘇ハイランドゴルフコース

熊本屈指の観光地、阿蘇。数々の景勝地や赤牛、高菜飯などのグルメが有名で県内外から多くの人が訪れる人気スポットだ。また豊富な地下水脈を有することから九州の水瓶と形容されることもあり、まさに水が生まれる里である。パラグライダーや乗馬などのレジャーも観光地であるため充実しているのだが、今回は阿蘇のゴルフ場にあるサウナにスポットを当てたい。阿蘇ハイランドゴルフコース。熱圧しっかりのサウナと水質の良い水風呂が魅力だ。

 

住所…熊本県阿蘇市乙姫2052

電話…0967-32-5500

営業時間…8時〜19時

                  日帰りは17時~19時(サウナは男性のみ)

入浴料…大人 350円

ホームページ…https://www.golf-aso.com

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20210326172624j:image(夕方より一般に浴場を開放している阿蘇ハイランドゴルフコース。ちなみに筆者も昔ゴルフをしていたが、ゴルフ後のサウナは中々相性が良かった)

 

熊本で有名な不動産屋であるコスギ不動産が運営するコスギリゾートに併設されているゴルフ場であり、外来入浴は午後5時から。サウナは男湯だけだが350円と格安。ちなみに、コースを回るゴルファーの方は特に時間制限は無く、ラウンド後に汗を流しに温泉を楽しめるというわけだ。サウナ付きでこの値段とは阿蘇の物価はどうなってるんだ…と感じずにいられない。


f:id:DDDtenkinzoku:20210326172632j:image(ナトリウムマグネシウム硫酸塩泉の源泉掛け流し。肌馴染みの良い泉質はラウンド後の身体をしみじみと癒すだろう)

 

ゴルフ場の浴場ということで期待していなかったが、温泉はまさかの源泉掛け流し!薄い緑黄色がかった温泉はまったりとして肌馴染み良い泉質。ナトリウムマグネシウム硫酸塩泉ということで、硫黄の匂いというよりは何処となく苦味が漂う感じだ。ゴルフ場で源泉掛け流しはラウンド後には最高だろう。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210507213424p:image(露天風呂まであり、サウナ好きだけではなく温泉好きのニーズまで満たしている。公式サイトより転載)

 

サウナは雛壇2段で14名ほど座れる長方形タイプ。TVやBGMは一切無く、壁板に使われている杉板が少し劣化してはいるものの、落ち着ける雰囲気で好きなタイプである。ストーブは巴商会のガスストーブであるSHシリーズが設置。熊本で巴商会は初めて見たが、恐らく設置されているはここだけだろうか?90度設定で中湿〜やや低湿よりだが、熱圧もしっかりと来るタイプ。言葉は悪いが、ついでに作ったようなサウナと想像していたが、ゴルフ場の浴場とは思えないレベルである。

 

水風呂は飲用不可ではあるが、阿蘇だけあって水質はクリア。常に給水口から新水が注がれてオーバーフローも申し分無く大量に水が溢れている。膝丈程度の深さだが、8人ほど入れる広々としたスペース。水温は17〜16度ほどであり、水質の良さと相まってとにかく気持ち良い。

 

露天風呂もあるため、外気浴にも困らないし、何より源泉掛け流し+本格派のドライサウナが兼ね備えるのはポイント高し。ゴルフ場ということを考えるとこれは中々の掘り出し物かもしれない。所詮はゴルフ場でしょ?と思うなかれ。阿蘇地区のサウナの奥深さを感じることが出来る立派なサウナであった。

 

令和の鹿児島銭湯界に大型新人登場!全国に誇るべき名銭湯。鹿児島温泉 時之栖

鹿児島県鹿児島市。一本桜温泉センターの記事でも書いたが、実は隠れた温泉県であり、県庁所在地では全国トップの温泉施設を有しているらしい。そのため市民の生活に銭湯文化が色濃く根付き、老いも若きも銭湯(鹿児島では殆どが温泉付きの銭湯のため、銭湯ではなく温泉に行くと言う人が多い)を楽しんでいる素晴らしい土地だ。そんな鹿児島市に2020年にオープンした時之栖。令和の時代を象徴するで施設になれるであろう名銭湯だ。

 

住所…鹿児島県鹿児島市田上6丁目1-6

電話…099-256-1126

営業時間…6:30~23時

入浴料…大人 420円

    子供 150円

ホームページ…https://takoju.jp/tokinosumika/

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20210417103159j:image(完全自動精算機はキャッシュレス対応で利便性高し!鹿児島の銭湯でこんなシステムは初めて見たため驚き)

 

時之栖は前述した通り、2020年にオープンした鹿児島で最も新しい銭湯だ。元々は田上温泉という銭湯だった場所をリニューアルしてオープンさせたのである。田上温泉時代に訪れたことはあるが、もう10年も前だからあまり記憶が定かではなく、年季が入っていた記憶だけはある(鹿児島出身の妻曰く昔ながらの温泉だったとのこと)。

 

どんな感じにリニューアルしたのか楽しみに入店するとまぁ綺麗なこと!会計機はクレジットや電子マネー対応で家族湯もあり。本当に銭湯か…?と思うくらいだ。キャッシュレスが進んでいる現代のニーズに確実に合わせたのが凄い。


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f:id:DDDtenkinzoku:20210417103151j:image(館内には人工芝が敷いてある休憩スペースには漫画も設置。ポイントカードまであり、何度も来店したくなる工夫も)

 

番台にチケットと下駄箱の鍵を渡すとロッカーの番号が書いてる札を渡され、それと同じ鍵付きロッカーに入れるシステム。暗証番号は自分で設定出来るため、セキュリティも安心。

 

浴場はオープン1年ということもあり綺麗だし、常にスタッフが巡回してテキパキと片付けている。本当に420円?クオリティ高すぎない?と何度も心で唱える。洗い場には一つ一つ仕切りがあり、他の人が気にならない様に工夫されているし、風呂桶、椅子とも未使用のものを利用者が自分で取り、使用したら使用済みの所に戻すシステム。確かに見ず知らずの人が使った物を使いたくないというニーズもあるだろうし、銭湯でここまでしてるのは凄い。もう一度言うが、本当に420円だよね?

 

温泉はナトリウム塩化泉。まったりしっとり系であり、肌感は適度なとろみを帯びたタイプ。電気風呂や露天には寝湯や1人用の檜風呂まで。温泉だけでもお釣り来るレベの高さだ。


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f:id:DDDtenkinzoku:20210417103203j:image(カレー店とのコラボ企画なども銭湯という枠を超えた感じがする。Wi-Fiまで完備されているため非常に快適)

 

さて、肝心のサウナは長方形で雛壇2段。サウナの壁の上部に煉瓦、下はパイン材という作りでサウナ室の香りも心地良い。合計で18名くらい入れる広々とした感じで中央部にはオリンピアのガスストーブがあり、横にはTV。室温80度とやや低めで中湿、熱圧マイルドといった感じだが、温泉と組み合わせるとこのセッティングが非常に心地良い。何というか沁み入るサウナだ。そして鹿児島にはこういうサウナが多いと個人的に思う。

 

水風呂は2つあり、内湯と露天に設置。内風呂の水風呂は水深1メートル。プールの様に長方形になっており、広さは湯らっくすと同じくらい。つまり銭湯にしてはかなり広いということ。常に新水が注がれオーバーフローで溢れているのも嬉しい。18〜20度ほどで柔らかくマイルドな水質が堪らない。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210507005003j:image(左上から洗い場、内湯、右下に隅に映るのが露天の壺湯水風呂。写真だけでも綺麗で清潔感溢れるのがわかる。公式サイトより転載)

 

露天の水風呂は壺湯スタイルで1人用。こちらも水質、水温は内湯と同じだが、竹筒から常に水が注がれ、少しでも水量が少なくなったら鉄砲の様に大量に注がれる。一本桜温泉や中山温泉の水風呂でも思ったのだが、鹿児島の水質は神戸クアハウスの水風呂に似てると個人的に思う。つまり間違いないということだ。しっぽりとした温泉、サウナにこの水質の水風呂…良くないわけないし、全国に誇るべき銭湯が鹿児島にあるとは感動した。

 

サウナのセッティングだけで考えると鹿児島最強は一本桜だと思うが総合力はこちら。とにかく綺麗でクオリティの高い温泉、サウナ、水風呂を1人でも多くの方に味わって頂きたい。鹿児島サウナ旅に来たらマストな施設と言っても過言ではない素晴らしい銭湯だ。

温泉旅館と侮るなかれ!熱圧あるサウナとキンとした水風呂が絶品!日奈久温泉しのはらホテル浜膳

八代市日奈久温泉。ばんぺい湯のブログ記憶にも記した通り、詩人・種田山頭火が愛した温泉地であり、細川藩営として栄えた趣きある湯治場だ。そんな日奈久温泉で旅館業を営むしのはらホテル浜膳。ホテルのサウナと侮るなかれ、ガツンとしたサウナ室と透明感がありつつキンとした水風呂が魅力の施設だ。

 

住所…熊本県八代市日奈久日奈久上西町335

電話…0965-38-0010

営業時間…日帰りは16時~22時 

     宿泊者は24時間

入浴料…大人 350円

    子供 200円

    (祝日休日で料金変動あり)

ホームページ…https://shinohara-hotel.com/

※本ブログ記事では撮影許可を得ております

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210418201315j:image(しのはらホテル外観。旅館というよりは何処となくビジネスホテル感がある)

しのはらホテル浜膳は日奈久温泉ばんぺい湯から徒歩で1分ほどと目と鼻の先にある。日奈久温泉の中心地に位置しているものの、日帰り利用者はほとんどばんぺい湯に行く様子で、実際に筆者が訪れた時も日帰り利用者は筆者のみで全て宿泊者の浴場利用であった。


f:id:DDDtenkinzoku:20210418201258j:image(浴場はガラス張りで日奈久の街並みと八代の海を望める。展望スポットとしても満足度高し。撮影許可あり)

 

浴場はビジネスホテルチックな温泉旅館のそれといった感じだが、しっかりと清掃はされているため清潔感を意識するユーザーには嬉しいだろう。温泉は無色透明でクセのない単純泉だが、しっぽりと入れる泉質だ。温度もぬるめのため、長めに無理なく入れるだろう。加水用の蛇口があるが、ぬるめのため殆ど必要無いと思う。ゆったりとしたお湯に浸かってゆるりと過ごすという温泉旅行のニーズを存分に満たせる温泉旅館だ。


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f:id:DDDtenkinzoku:20210418201309j:image(ストーンストーブは宮崎のすきむらんどと同じ種類。サウナ室の大きさや作りがマルシンスパと何処となく似通っている)

 

サウナは長方形でサイズ感はかの名店マルシンスパと似てると個人的に思う。10名ほど入れる大きさでストーブ前の雛壇は1段。少し離れて柱を挟んで2段の雛壇があるという変わった作り。TV、音楽も無く砂時計だけの室内。サウナマットもフカフカで非常に綺麗に保たれている。偏見かもしれないが、温泉旅館のサウナマットはペラペラなことが多いので嬉しい限り。

ストーブはすきむらんどなどと同じ種類のストーンストーブのため、その気になればロウリュも出来そう。100度キープで低湿よりだが、熱圧もしっかりとあり。熱圧な感じが上手く表せないが心地良く来るタイプだ。ストーンストーブから熱せられる熱圧を最大限に活かしていると感じるサウナでこういうセッティングは非常に好みのため、とにかく嬉しくなる。温泉旅行に来て、この手のサウナが旅館に付いてたら大満足だろうし、サウナ好きな人が作ったのではないかと勘繰りたくなる。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210503012226j:image(水風呂は花崗岩で出来ており、2人ほどのスペース。サウナ室前に設置されているのが間違いなくサウナをわかっている人が作ったと理解出来る)

 

水風呂は花崗岩で出来ており、膝丈ほどの深さ。2人ほどのスペースで清潔に保たれてある。蛇口が付いているため、そんなに水温は低くないだろうな…と思って入ったら意外とキンキン!恐らく16度ほどか?水質もクリアだし、もしかしたら地下水を汲み上げてるのかも?水風呂、サウナに全く期待してなかったから掘り当てた感、見つけた感が高い。こんなに良いサウナがまだまだ埋もれていることが奥深いし、こういうサウナを見つけた時の喜びはサウナ好きでサウナ巡りしてて良かったと実感する瞬間だ。

 

日奈久温泉といえば、ばんぺい湯のネームバリューが1番だが、隣接しているため足を伸ばして体感して欲しい素晴らしきサウナであった。

 

鹿児島銭湯サウナ界の絶対的エース!一本桜温泉センター

西郷隆盛大久保利通など数々の維新志士を生み出し、長渕剛の故郷である鹿児島市。県のシンボルである桜島薩摩地鶏、黒豚などグルメを美味しい素晴らしい土地だ。鹿児島市は実は銭湯大国であり、銭湯の殆ど全てが天然温泉。そのため地元の人は銭湯に行くと言わず、温泉に行くと言い、銭湯が値上がりしたら県内メディアが一斉に報道するほど生活に根付いた土地だ。そんな鹿児島市にある一本桜温泉センター。鹿児島在住時代に何度もお世話になった施設であり、個人的に鹿児島最強、否、全国でも誇れるサウナ、水風呂を備えた銭湯だと思う。

 

住所…熊本県鹿児島市紫原6丁目1-18

電話…099-250-2615

営業時間…24時間営業

入浴料…大人 420円

ホームページ…https://www.kagoshima-onsen1010.net/sento-map/post-51.php

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20201220003915j:image(市内の高台に位置する一本桜温泉センター。鹿児島のサッカーチームでえる鹿児島ユナイテッドと銭湯組合コラボのポスターも)

 

一本桜温泉は市内の高台にある。そのため車で行かないと少し不便だが、鹿児島の街並みを見下ろせるし、遠くには桜島が。夜には夜景が綺麗だし、春には周りの桜並木を堪能出来る。鹿児島市内では珍しく24時間営業であるのも嬉しいところだ。常にお客さんで賑わいを見せる活気がある銭湯。420円でサウナ込み24時間してたら賑わって当然か。

 

浴場は独特の硫黄の香りが満たされている。単純泉だろうが、温泉の質も高いから大好きだし、やや熱めの温度なのも嬉しい。ツルッとした肌触りの泉質だ。余談だが、鹿児島在住時代に台風が直撃し、この台風ならめちゃくちゃ風が入ってきて気持ち良いのでは⁉︎と思い立ち訪問するとあまりの強風で窓ガラスが割れて浴場に入ってきたのを思い出す(帰宅した後に妻から台風の日に何してるの!と怒られました…)

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210419224705j:image(家族湯やペット用シャワーもあり。https://www.kagoshima-onsen1010.net/sento-map/post-51.phpより転載)

 

以前はサウナ室のど真ん中に柱があったが撤去され、少しガタが来てた天井も床材も綺麗な新品に回収。サウナ室も雛壇3段で25名は入れるだろうか?銭湯とは思えないほどの広々感だ。80〜90度いかない温度だが、一本桜のサウナはセッティングが完璧である。バリバリとした圧が非常に伝わってくるのに、ヒリヒリした感じは一切ない。恐らく湿度が高いからだろう。体感は100度超え。ロウリュした後の感じがずっと続いているような感覚。

 

特にストーブ前の3段目は熱々。来る度に思うが、この不思議なセッティングは何なんだろうか?恐らく浴場の温泉からの蒸気が関係してそうだが、原理はわからない。全然キツくなく、ピリつきもなく、ウェット感もあり、本当に絶妙なバランス。また一本桜の特徴である独特のサウナの香り(恐らく温泉の蒸気が入ってきている)も昔のままであり、これだよ…これが一本桜だ…と感慨に浸る。この独特の香りは一本桜以外では体験したことがないから、いつ行っても一気に通ってた時代の記憶が呼び戻される。何が言いたいかと言うと、とても良いサウナってことだ。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210419224715j:image(浴場は中で2段に分かれていて、下の方の浴場にはスチームサウナ、ドライサウナは上の方に設置。https://www.kagoshima-onsen1010.net/sento-map/post-51.phpより転載)

 

水風呂も腰までとしっかり深く、2つ設置されたライオンの口から止めどなく注がれる地下水。オーバーフローの量も十二分だ。人が1人すっぽり収まるスペースがあり、このスペースは下からも水が出てくるし、収まりが良いため大好きだ。20度程度でそこまで低くないのだが、常に水が注いでくるから羽衣が出来にくいため、しっかりと冷える。水質は神戸クアハウスを彷彿とさせると毎回思う。神戸クアハウスこそ至高の水風呂と断言する人もいるが、一本桜温泉に是非来て欲しい。まだまだ日本には素晴らしい水風呂があるのだから。丸みを帯びてマイルドな地下水が本当に体の奥まで染み渡る。

 

鹿児島在住時代に色々と回ったけど、やっぱりここが個人的に1番だなと毎回訪れる度に思う(思い出補正もあるけども)。鹿児島に来て一本桜に行かないと本当に損すると思うくらい良いサウナ。鹿児島の銭湯のレベルの高さを是非一本桜で味わって欲しい。