転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

鹿児島銭湯サウナ界の絶対的エース!一本桜温泉センター

西郷隆盛大久保利通など数々の維新志士を生み出し、長渕剛の故郷である鹿児島市。県のシンボルである桜島薩摩地鶏、黒豚などグルメを美味しい素晴らしい土地だ。鹿児島市は実は銭湯大国であり、銭湯の殆ど全てが天然温泉。そのため地元の人は銭湯に行くと言わず、温泉に行くと言い、銭湯が値上がりしたら県内メディアが一斉に報道するほど生活に根付いた土地だ。そんな鹿児島市にある一本桜温泉センター。鹿児島在住時代に何度もお世話になった施設であり、個人的に鹿児島最強、否、全国でも誇れるサウナ、水風呂を備えた銭湯だと思う。

 

住所…熊本県鹿児島市紫原6丁目1-18

電話…099-250-2615

営業時間…24時間営業

入浴料…大人 420円

ホームページ…https://www.kagoshima-onsen1010.net/sento-map/post-51.php

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20201220003915j:image(市内の高台に位置する一本桜温泉センター。鹿児島のサッカーチームでえる鹿児島ユナイテッドと銭湯組合コラボのポスターも)

 

一本桜温泉は市内の高台にある。そのため車で行かないと少し不便だが、鹿児島の街並みを見下ろせるし、遠くには桜島が。夜には夜景が綺麗だし、春には周りの桜並木を堪能出来る。鹿児島市内では珍しく24時間営業であるのも嬉しいところだ。常にお客さんで賑わいを見せる活気がある銭湯。420円でサウナ込み24時間してたら賑わって当然か。

 

浴場は独特の硫黄の香りが満たされている。単純泉だろうが、温泉の質も高いから大好きだし、やや熱めの温度なのも嬉しい。ツルッとした肌触りの泉質だ。余談だが、鹿児島在住時代に台風が直撃し、この台風ならめちゃくちゃ風が入ってきて気持ち良いのでは⁉︎と思い立ち訪問するとあまりの強風で窓ガラスが割れて浴場に入ってきたのを思い出す(帰宅した後に妻から台風の日に何してるの!と怒られました…)

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210419224705j:image(家族湯やペット用シャワーもあり。https://www.kagoshima-onsen1010.net/sento-map/post-51.phpより転載)

 

以前はサウナ室のど真ん中に柱があったが撤去され、少しガタが来てた天井も床材も綺麗な新品に回収。サウナ室も雛壇3段で25名は入れるだろうか?銭湯とは思えないほどの広々感だ。80〜90度いかない温度だが、一本桜のサウナはセッティングが完璧である。バリバリとした圧が非常に伝わってくるのに、ヒリヒリした感じは一切ない。恐らく湿度が高いからだろう。体感は100度超え。ロウリュした後の感じがずっと続いているような感覚。

 

特にストーブ前の3段目は熱々。来る度に思うが、この不思議なセッティングは何なんだろうか?恐らく浴場の温泉からの蒸気が関係してそうだが、原理はわからない。全然キツくなく、ピリつきもなく、ウェット感もあり、本当に絶妙なバランス。また一本桜の特徴である独特のサウナの香り(恐らく温泉の蒸気が入ってきている)も昔のままであり、これだよ…これが一本桜だ…と感慨に浸る。この独特の香りは一本桜以外では体験したことがないから、いつ行っても一気に通ってた時代の記憶が呼び戻される。何が言いたいかと言うと、とても良いサウナってことだ。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210419224715j:image(浴場は中で2段に分かれていて、下の方の浴場にはスチームサウナ、ドライサウナは上の方に設置。https://www.kagoshima-onsen1010.net/sento-map/post-51.phpより転載)

 

水風呂も腰までとしっかり深く、2つ設置されたライオンの口から止めどなく注がれる地下水。オーバーフローの量も十二分だ。人が1人すっぽり収まるスペースがあり、このスペースは下からも水が出てくるし、収まりが良いため大好きだ。20度程度でそこまで低くないのだが、常に水が注いでくるから羽衣が出来にくいため、しっかりと冷える。水質は神戸クアハウスを彷彿とさせると毎回思う。神戸クアハウスこそ至高の水風呂と断言する人もいるが、一本桜温泉に是非来て欲しい。まだまだ日本には素晴らしい水風呂があるのだから。丸みを帯びてマイルドな地下水が本当に体の奥まで染み渡る。

 

鹿児島在住時代に色々と回ったけど、やっぱりここが個人的に1番だなと毎回訪れる度に思う(思い出補正もあるけども)。鹿児島に来て一本桜に行かないと本当に損すると思うくらい良いサウナ。鹿児島の銭湯のレベルの高さを是非一本桜で味わって欲しい。

 

種田山頭火が愛した温泉地の本格派サウナ!日奈久温泉センターばんぺい湯

熊本県八代市。かの有名な歌手、八代亜紀の故郷であり、平成最後の三冠王である松中信彦を輩出した土地だ。八代市に位置するは日奈久温泉。詩人・種田山頭火が愛好したことで知られ、細川藩営の温泉として栄えたので趣きある町並みが魅力の温泉地だ。そんな日奈久温泉にある日奈久温泉センターばんぺい湯。350年前から続く歴史ある施設をリニューアルした温泉施設である。

 

住所…熊本県八代市日奈久中町316

電話…0965-38-0617

営業時間…10時〜22時

入浴料…大人 550円

    子供 400円

ホームページ…http://www.hinagu-spa.com

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20210418201504j:image種田山頭火にも愛された日奈久温泉くまモンのオブジェに八代出身の八代亜紀のサインと似顔絵も)

かつては国鉄日奈久駅から日奈久温泉センターまで乗合馬車が運行されていたらしく、種田山頭火も馬車に乗って日奈久温泉を目指したとか。現在では廃止されており、復活に向けた話も議論に出るが、道路状況や馬小屋の問題などで再興されてないとか。風情ある温泉街に走る馬車を一度でいいから見てみたいんだがなぁ…と思いながら、日奈久温泉センターへ足を向ける。

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20201201191339j:image(350年前から続く温泉をリニューアルしただけあって外観の風情が抜群。何処となく別府の竹瓦温泉に似ている)

 

日奈久温泉は2009年にオープンしたが歴史はとても古く、約350年前に細川藩が藩営として運営していた温泉「御前湯」である。 明治から昭和にかけては「日奈久温泉本湯」、その後、昭和42年から「温泉センター」として多くの人を癒してきた。しかし、利用客が伸び悩み2009年に「ばんぺい湯」としてリニューアルオープンしたという流れだ。八代特産の晩白柚のように多くの人々に愛され利用される温泉施設になってほしいという願いが込められ「ばんぺい湯」という施設名になったそう。


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(館内の物産販売スペースには名産品である晩白柚も。また家族湯にはサウナ付きのものもあり、コロナ禍には嬉しいサービスだ。浴場も非常に綺麗で清潔感を感じる。公式サイトより転載)

 

館内、浴場ともリニューアルしただけあり、清潔感がある。外観は厳かであるが、内部は感覚としてはスパ銭に近い。清潔感を意識する人には嬉しいと思う。内湯にある温泉の注入口が松山の道後温泉みたいな形で愛おしい。泉質は無色透明でクセのない温泉。これは万人受けしそうな泉質だ。


f:id:DDDtenkinzoku:20210419211920j:image(露天風呂もあるため、温泉好き、サウナ好きのニーズを満たしている所もポイント高い。公式サイトより転載)

 

サウナは雛壇2段の8人くらいの広さにオリンピア製のサウナストーブ。逆L字型に室内がなっており、片方が1段でもう片方が2段という雛壇だ。90度設定でオリンピア製ストーブから来る圧のある熱が嬉しいし、中々の熱圧があるサウナだ。室内も綺麗でウレタン製マットを1人1枚使えるから清潔感があるし、壁材も美しく嫌な匂いなどは無し。安定感がありつつ、ガッツリと汗のかける本格的な良いサウナだ。

 

水風呂は2人ほどで膝丈の深さ。注水口が完全にたかの湯と同じ形であり、水風呂の形状もたかの湯を少し広くした感じ。循環式で塩素を入れてるから飲用不可との張り紙があるが、チラーでしっかりと冷やしている。恐らく17〜18度ほどの水温で注水口から常に注がれる水が気持ち良い。塩素を入れていると書いているが、塩素臭などは無く、十分に堪能出来る水風呂だ。露天風呂もあるため、外気浴にも困らない。歴史ある温泉地のサウナとして中々のクオリティだと言えるだろう。

 

熊本県下でもかなりの歴史を誇る由緒ある温泉地の空気を感じながら、本格派のサウナで汗を流す。これこそ温泉地のサウナの醍醐味であると思うし、種田山頭火が愛した温泉地を是非体感して欲しい限りだ。

ラジウム泉が降り注ぐ唯一無二のラドンミストサウナ!ならのさこ温泉

熊本屈指の温泉地である山鹿温泉。大分の別府温泉並みに泉質が良いと言う温泉ツウもいるくらいの評価されている温泉地だ。そんな山鹿に珍しいラジウム泉がミスト状で降り注ぐミストサウナを備えた施設がある。その名もならのさこ温泉。熊本では恐らく唯一のラジウム泉ミストサウナが設置された場所だ。

 

ならのさこ温泉

住所…熊本県山鹿市鹿校通2丁目5-9

電話…0968-43-3321

営業時間…9時〜20時

入浴料…大人 550円

    子供 400円

ホームページ…https://www.naranosako.com

 

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ならのさこ温泉は山鹿のメインストリートの道路沿いにある施設であり、山鹿ではそこそこの知名度を誇る施設。敷地内には家族湯、ゲストハウスなども完備されており、地方ならではの敷地の広さを活かしている。館内にはラジウム泉を冷やして飲泉出来るサービスも提供しているのが嬉しい。そして貼り紙にはラドンミストサウナという聞き慣れない文字が!どんなものか期待に胸が高鳴る。ちなみに、浴場は月替わりで男女入れ替え制。

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20210410130305j:image(熱湯、ぬる湯と別れた浴槽は源泉掛け流し。飲泉出来る場所や歩行浴、広々とした露天風呂あり。公式サイトより転載)

 

浴場は独特の温泉の香り。源泉掛け流しの温泉はラジウム泉であり、熱湯は44度ほどで熱々。ぬる湯や寝湯、歩行浴に露天スペースも広い。露天にある1人用の熱湯が最も熱くて熱湯好きには嬉しい。ラジウム泉というと独特のクセがあるイメージだが、非常に湯辺りが良く入りやすい泉質だ。


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お目当てのラドンミストサウナは歩行浴の横にあり、何故か蔵造りのような外観。中に入るとラジウム泉を30度ほどに冷やしたラドンミスト足湯と銘打たれた独特のシステムが。足湯と上からはラジウム泉がミスト状になり常に噴霧。真っ白に霧がかるミストサウナはぬるめの足湯を使うと長く入れる嬉しいセッティング。50度ほどの温度だが、芯までしっかりと温まる。常に大量のラジウム泉のミストが降ってくるからだろう。

 

露天に五右衛門水風呂という1人用の水風呂が設置。五右衛門風呂を水風呂に加工しただけで、常に竹筒から掛け流しの水が注がれる。チラー無しのため20度ほどの温度だが、水質も良く独り占め出来る水風呂なのは嬉しい。山鹿菊池地区は熊本のコメどころでもあるため、水質の良さは間違いない。

 

ラドンミストサウナという独特のシステムが味わえるのは熊本では恐らくここだけであろう。中々面白いシステムであるため一見の価値ある施設だ。

阿蘇の地下水掛け流しで15度キープの素晴らしき水風呂!アゼリア21

熊本県阿蘇市熊本地震で甚大な被害を受けた土地だが、復旧道路や豊肥線の全線開通など復興に向けて徐々に歩を進めている。熊本屈指の観光地でもあるため、早期でのインフラ整備は嬉しい限りだ。そんな阿蘇市にあるアゼリア21。健康増進施設といった趣向の施設だが、地下水掛け流しのクリア過ぎる水風呂が魅力の施設だ。

 

アゼリア21

住所…熊本県阿蘇市 一の宮町宮地5812

電話…0967-22-5311

営業時間…10時〜22時 第4月曜日定休日

入浴料…大人 400円

    子供 200円

ホームページ…http://www.aso-azalea21.com/index.html

 

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阿蘇神社から近くに位置する如何にも田舎の健康増進施設といった趣き。館内にはジムもあり、地域住民のウェルネス向上に役に立ちそうだ。現在は老朽化のため休止中であるが、ウオータースライダーも備えたプールは阿蘇の地下水100%。夏休みには親子連れで賑わっていた。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210410121948j:image(九州で初めて50メートル公認屋内温水プールとして開業。公式サイトより転載)

アゼリア21の歴史は1995年に開業し、九州初であった50メートルの公認屋内温水プールという施設がウリであった。そのため水泳の日本代表など合宿の誘致なども行ってたようであり、館内には北島康介を育てた平井コーチのサインなども。老朽化により休止されているが、まさしく阿蘇市肝いりの総合健康センターといったところか。


f:id:DDDtenkinzoku:20210410121945j:image(露天風呂は無く、こじんまりした浴場。単純泉でクセのない泉質が嬉しい。公式サイトより転載)

 

露天風呂は無く浴場はこじんまりとした感じだが、十分に綺麗であり、清掃も行き届いている。沸かし湯ではなく単純泉の温泉であるところが嬉しい。クセのない柔らかく泉質で、阿蘇地区の泉質の豊富さに感嘆。

 

サウナは雛壇2段の10名ほどのスペース。非常に綺麗であり、壁材はパイン材?杉板?心地良い木材の爽やかな香りに包まれる。90度の中湿よりのセッティングで輻射熱は良いため、キツくはないものの発汗が良好。ストーンストーブであるため、ロウリュ出来たら更にポテンシャルが引き出せるかも。とはいえ、ロウリュが無くても充分過ぎるクオリティだし、田舎の健康増進施設のサウナとは思えないレベルだ。

 

水風呂はサウナの目の前にあり、貼り紙にて阿蘇の地下水100%掛け流し!15度設定!という文字に心が躍る。蛇口から大量に水が注がれているため、100%掛け流しというのも嘘偽り無しでオーバーフローの量も申し分無し。とにかくクリアでキンとした水質。まるで音叉を耳に当てた時になるキーンとした音が響くようだ。水温も宣言通り15度と十分冷えている。チラー無しでこれは本当に阿蘇の人が羨ましいと言うしかない。

 

老朽化で閉館の噂も聞こえるのだが、復興に一歩ずつ進んでいる阿蘇を訪れた際には是非体感して欲しくなる施設である。

湯の街、別府の誇る銘スパ銭!スーパー温泉やまなみの湯

日本屈指の湯の街、別府。温泉の蒸気を利用した蒸し湯や地獄蒸し、豊富に湧き出る泉質に注目が集まることが多いが、別府にも中々のクオリティを保つスーパー銭湯もある。その名もスーパー温泉やまなみの湯。コスパの良さとセッティングの良いサウナが魅力で、地方都市のスパ銭として充分過ぎるクオリティの銘店だ。

 

スーパー温泉やまなみの湯

住所…大分県別府市北中7-2

電話…0977-67-4126

営業時間…平日12時〜8時40分

     土、日、祝 24時間営業

入浴料…大人 450円

    子供 220円

ホームページ…http://beppuyamanami.com

 

f:id:DDDtenkinzoku:20201129001841j:image(ロードサイドにあるスパ銭で経営するカラオケなどと同じ敷地にある)

 

やまなみの湯はカラオケやパチンコなどを経営する会社のスパ銭だ。大分県道・熊本県道11号別府一の宮線(通称、やまなみハイウェイ)のロードサイドに聳える店であり、やまなみハイウェイの側だから恐らくやまなみの湯という名前なんだろう。別府にはかっぱの湯というスパ銭も近隣にあるが、この2つが別府を代表するスパ銭である。

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20210318153848j:image(広々とした浴場に露天風呂のスペースも充分。別府を代表するスパ銭だけあり、設備はしっかりとしている。公式サイトより転載)

 

同じ別府のスパ銭であるかっぱの湯に比べるとやまなみの湯の方が広々としているのが特徴だ。値段も安いが、別府の公衆浴場は100円で入れる所が多いため、公衆浴場に慣れてる人には割高に感じるだろう(それでもサウナ代込みで考えると激安なのだが)。スパ銭の割にはしっかりとした泉質であり、別府の底力を思い知る。


f:id:DDDtenkinzoku:20210318153854j:image(メインのサウナ室は広々。写真にある3段目に座ると非常に熱の周りが良かった。公式サイトより転載)

 

メインのサウナは20名くらい入れる広々としたサウナは雛壇3段で上に上がるほどに座れるスペースが少なくなっていく作り。ストーブは遠赤外線の帝王、オリンピアガスストーブ。どんなもんかいな〜と思って入るが、めちゃくちゃ良いセッティングじゃないか。ぶっちゃけ、かっぱの湯よりやまなみの湯の方がセッティングは良く感じる。丁度良い湿度感にジックリと来る感じだが、熱圧もしっかりとあるセッティング。これは中々好きなサウナだ。

 


f:id:DDDtenkinzoku:20210318153857j:image(漢方サウナはメインのサウナ室よりこじんまり。写真には写ってないが、ストーブ前に漢方がクリアケースの中に入れられている。公式サイトより転載)

 

漢方サウナはストーンストーブでストーブ前には漢方薬が入ったガラスケースが。60度ほどの低温設定だが、漢方の匂いが心地良く、リラックス出来る。ニッキが強く香る。熱圧は弱め。しかし、寝転んで使えるスペースもあるため、ゆっくりと入るのが正しい使い方かも。


f:id:DDDtenkinzoku:20210318153851j:image(塩サウナはタイル貼り。室温は低めであり、高湿系のサウナ。公式サイトより転載)

 

塩サウナはストーンストーブで70度ほどの設定。タイル張りでウレタン製のマットを水で流して使うルールだから高湿系サウナだが、これならスチームにしてくれた方が好きだなぁとは正直なところ感じたのだが、450円で3種類もサウナに入れるのは本当に破格だ。

 

水風呂は深さ80センチで十分な深さに10名くらいは入れそうな広々感。17度くらいにチラーで冷やされた水。水質は近隣にあるかっぱの湯とそう変わらない。チラーで冷やしてくれるのは嬉しいところだ。

 

ドライサウナの質が高くてビックリしたため、別府に来て何処か悩んでる場合はやまなみの湯とオススメ出来る。湯の街スパ銭のポテンシャル、底力を感じることが出来る銘店であった。

日本屈指の熱さ⁉︎激熱温泉スチームの蒸し湯を体感すべし!みかゑり温泉 

前回の記事でも記載したが、日本有数の温泉地である別府温泉。古くから庶民の生活に温泉が根付いてきた土地であり、数々の泉質の温泉が湧く湯の街だ。そんな別府温泉で体験出来る激熱の温泉蒸気を利用したスチームサウナがある。その名もみかゑり温泉。決して綺麗でオシャレでスタイリッシュとは言えないが、強烈な温泉の蒸気を浴びせられる熱々の蒸し湯は体験すべきクオリティの高さだ。

※当記事の浴場の写真は全て撮影許可を得ております

 

みかゑり温泉

住所…大分県別府市火売8-2

電話…0977-66-1186

営業時間…10時〜22時

入浴料…300円

 

f:id:DDDtenkinzoku:20201129120514j:image(みかゑり温泉外観。年季の入った佇まいから何処となくアングラ感も漂う)

 

鉄輪地区でも温泉宿などがある地域ではなく、どちらかと言うと住宅街の中にひっそりと佇む。暖簾や看板の年季の入り方からかなりの月日が経っているのが容易に想像出来る。受付には猫のイラストやオブジェが雑多に置かれて、お世辞にも綺麗とは言い難いが、知り合いの家に来たような安心感がある。店の奥から毛艶の良い三毛猫が出てきたのを見て店主が愛猫家なのを確信。

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20201129120453j:image(暖簾を潜り敷地内へ。家族湯や別府名物の地獄蒸しも設置。裏手のボイラーからは湯煙が轟々と立ち上る)

 

受付を済まして中庭を通り、浴場へ。中庭には地獄蒸しが出来る釜や家族湯、子供の遊べるスペースなどがあり、花壇にはラベンダーなどが植っている。猫好きで園芸好きな店主なんだろう。想像だが、きっと裁縫とかも好きなはずだ。


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f:id:DDDtenkinzoku:20201129120523j:image(中庭を抜けると浴場へ繋がる。お世辞にも綺麗とは言い難いが、給湯口にビッシリとこびり付いた温泉成分が掛け流しである何よりの証明。左側の広い方が温泉で右の小さい浴槽が水風呂。脱衣所にあるストーブもレトロで可愛らしい。※撮影許可あり)

 

浴場に入ると如何にも昔から営業している公衆浴場という感じ。年季の入り方が渋さを更に醸し出す。正直なところ、清潔感が気になる人もいると思うが、個人的には昔の別府の公衆浴場ってこんな感じだったなと懐かしさすら感じる。何処となく郷愁を感じながら湯船へ。泉質はほのかなトロミと鉄輪温泉特有の硫黄臭。熱湯なのも嬉しいし、やはり鉄輪温泉の泉質はピカイチだ。


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f:id:DDDtenkinzoku:20201129120510j:image(コンクリートで出来た蒸し湯。温泉の蒸気を利用している仕組み。中は蒸気に覆われて目の前が真っ白で熱々の状態。まさに地球のロウリュ。※撮影許可あり)

 

さて、いよいよお目当ての蒸し湯へ。コンクリートで出来ており、怪しげな雰囲気すら漂う。何というか屋根裏部屋的な感じだ。入ると縦長の12名程度は入れる作り。雛壇一段で木材は杉?それともヒバ?作りとしては杖立温泉の泉屋の蒸し湯にそっくりだ。

 

しかし、ここの蒸し湯の凄いところはスチームの威力!足元から常に唸りをあげる蒸気。熱々で雛壇にも座れないくらいのセッティング。水に濡らしたタオルを敷いて座れたが、直接はまず無理だ。そして足元から来るため、指先から頭の天辺まで逃げ場がないくらい蒸気に晒される。恐らく室温も相当高いだろう。寝っ転がれるように木製の枕もあるが、寝てしまうと全身火傷するんじゃ?と思うくらい熱々。熱過ぎてドアを開放して室温を少し下げたくらいのセッティングだった。

 

同じタイプだと宮崎の白鳥温泉が足元から温泉の蒸気を利用していて、かなり熱くて良いスチームが来ていたが、みかゑり温泉は白鳥温泉すら凌ぐ。しかも、温泉の蒸気を利用しているため、硫黄や温泉の成分の匂いが強烈で、しっとりと肌を潤す。これは過去味わった中で1番のスチームサウナだ。まさか別府で味わえるとは…いや、流石の別府と言った方がいいか。鉄輪むし湯のような日本でも珍しいスタイルの古式サウナに続いて、こんな素晴らしい蒸し湯がある別府のポテンシャルの高さ。流石、湯の街であるし、これぞ別府の懐の深さだ。

 

水風呂は2名入れればいいくらいの極小スペース。蛇口から水が掛け流しされているが、配管の関係で水が温泉で温まっているため、水温は25度ほど。はっきり言ってかなり高い水温だが、これが熱々の蒸し湯の後に妙に良い感じにフィット。

 

蒸し湯という温泉の蒸気を余すことなく、如何に活かして利用するかを考えた結果として素晴らしいクオリティの和式スチームサウナが出来たと考えると感慨に浸らずにはいられない。別府で絶対寄るべき驚愕の和式サウナを是非体感して欲しい。

温泉熱と石菖を利用した唯一無二のジャパニーズ公式サウナ!鉄輪むし湯

別府温泉大分県別府市内の各地に数百ある温泉の総称であり、別府、浜脇、観海寺、堀田、明礬、鉄輪、亀川、柴石の代表的な8つの地区をまとめて別府八湯とも呼ばれる。その中で温泉街の山手の坂に位置する鉄輪温泉にある鉄輪むし湯。日本でここでしか味わえない石菖を利用した古式サウナであり、学生時代に初めて訪れた時に大変感動して、知人に別府でのオススメを聞かれたら絶対行くべきと伝えている魅力ある施設だ。

 

鉄輪むし湯

住所…大分県別府市鉄輪上1

電話…0977-67-3880

営業時間…6時半〜20時

入浴料…700円(中学生以上入浴可能)
レンタル浴衣220円、Tシャツ短パン持参可

ホームページ…https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail11.html

 

f:id:DDDtenkinzoku:20201128150904j:image(何処となく古風な旅館の雰囲気も漂う外観。向かって左側が男性、右側が女性の蒸し湯)

 

鉄輪むし湯は鉄輪温泉を開いた一遍上人鎌倉時代に渋の湯や熱の湯とともに創設した温泉といわれる。入浴法が独特で、8畳ほどの広さの石室の床を温泉で熱し、床の上に石菖という薬草を敷きつめ高温で蒸すというスタイルだ。つまり、日本の古式サウナと言っていいかもしれない。以前は男女混浴であり、湯治場として栄えた歴史を持つ。戦後には戦地から傷付いて引き揚げてきた人々が湯治をした帰りに置いていった松葉杖が大量にあった「千本杖」というエピソードもあるそうだ。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210303143552j:image(鉄輪むし湯の浴場。もちろん温泉であり、塩化物泉のお湯はとても肌触り良し。内湯だけに入りに来る方もいるとのこと。大分県観光情報公式サイトより転載。https://www.visit-oita.jp/spots/detail/4507

 

裸では蒸し湯は入られないため、受付で入力料と貸し浴衣を購入し、館内へ。Tシャツなど持参の場合は貸し浴衣は必要無いため、持って行くのも良いだろう。まず温泉で下半身を洗うように言われ、洗ってから浴衣を着て石室へ。

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20210303143917j:image(蒸し湯の内観。ビッシリと敷き詰められた石菖が独特の爽やかな芳香を放つ。大分県観光情報公式サイトより転載)

 

床一面に敷き詰められた石菖からは何とも言えない独特の芳しい香りが室内に立ち込める。よもぎ柏の葉、柿の葉にも似たような香りだが、どこかエキゾチックさもある。この香りが何とも言えぬ感じで、薄暗い室内の雰囲気とマッチ。非常にリラックス出来る環境だ。

 

受付のおばちゃんがタイマーを8分に設置して蒸し湯スタート。サウナ愛好家はサウナに慣れてるから汗出るかな?と心配になる人もいるだろうが、それは御無用。5分もすればドッと汗が吹き出すし、足りない人は追加で2分(合計10分)入れるため、想像以上に汗をかける。

 

調べると蒸し状態にすることでテルペン(鎮痛効果がある)を成分とする芳香を放出させて皮膚や呼吸器から体内に吸収するようにしているらしい。岩盤浴と同じでしょ?と思っている人は是非味わってみて欲しい。全く別物だと気付くはずだ。ちなみに、こちらで使用されている石菖は市役所の方が毎週採ってきてくれるそう。石菖を使用している蒸し湯は鉄輪むし湯だけというレアさも最高である。


f:id:DDDtenkinzoku:20210303143824j:image(鉄輪むし湯の俯瞰。以前のむし湯があった建物前の広場には、無料で利用出来る足湯の一種である「足蒸し」が設けられている。大分県観光情報公式サイトより転載)

 

残念なのは水風呂が無いことだが、シャワーはあるため、水シャワーを浴びて熱った体を冷ます。蒸し湯の後に入る温泉も滑らかで非常に気持ち良い。上がった後も仄かに身体から石菖の香りが漂う。真偽はわからないが、香りだけでいうととても薬効ありそうだ。

 

日本の古式サウナが味わえるということは本当に貴重だし、別府に来て寄らないのは勿体ないと本当に思える場所であるため、是非サウナ好きにも体験して欲しい。