転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

かつお節の街の唯一の銭湯で味わうヒマラヤ岩塩サウナ!まちの湯ひとっ風呂

鹿児島県は薩摩半島南西部に位置する枕崎市。漁業の街として栄え、高級料亭御用達の非常に質のいい鰹節が名産品である。そんな枕崎市で唯一の銭湯である、まちの湯ひとっ風呂。 ヒマラヤ岩塩サウナという全国的にも珍しいサウナが魅力の施設だ。

 

住所… 鹿児島県枕崎市東本町60番地

電話… 0993-72-3263

営業時間… 午前10:00~午後10:00

入浴料…大人460円、小学生150円、未就学児以下80円

 

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(大きな逆さクラゲが唆る外観。2階は麻雀スペースになっている)

 

まちの湯ひとっ風呂は枕崎市唯一の銭湯だ。本土最南端の始発終着駅である枕崎駅から徒歩すぐに位置。まず、まちの湯ひとっ風呂というネーミングが良いじゃないか。決して大きいといえない田舎の地方都市のまちの銭湯でひとっ風呂浴びたくなるよ。逆さクラゲが描かれた横には岩塩サウナ、漢方風呂などの看板が。この時点でワクワクしてしまう。

 

脱衣所、浴場は昔の古き良き銭湯の雰囲気だが、非常に綺麗。リニューアルしたのかな?と思うくらい清潔に保たれている。縦に長い浴場は鹿児島には珍しい形で関東や関西でよく見るタイプだが、壁にはふるさとのデパート、山形屋の看板が。山形屋の看板がある銭湯にハズレなしという持論があるので、この時点で半分くらい勝ち確である。

湯船は温泉大国の鹿児島でも珍しい沸かし湯の銭湯。ジェットバス、バイブラ、電気風呂とシンプルだが、湯加減も良くてゆったりと足を伸ばして入れる。


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(本土最南端の始発終着駅である枕崎駅。汽車の本数は少ないが、枕崎の玄関口だ)

 

さて、サウナだが、雛壇3段で10名は座れるであろう広々スペース。メトス製ストーンストーブが鎮座し、TVあり。室温は86度ほどで中湿のセッティング。雛壇は新しく修復されており、パイン材の香りが芳しい。ふと壁に目をやると大量の岩塩プレートが敷き詰められている。その上に「ヒマラヤ岩塩サウナ」と書かれた紙が貼られており、どうやら遠赤外線の効力が増すらしい。中湿のセッティングと書いたが、非常に熱圧が良くて尻上がりに仕上がってるタイプ。これがヒマラヤ岩塩の効果なのか?非常に素晴らしい設定のサウナだ。

 

水風呂は珍しく2つ横並びに設置。昔は1つの湯船が漢方湯だったそうだが、燃料費、材料費の高騰で水風呂にしたそうだ。水風呂の上からパイプで新水が注がれ、水質検査表も貼られているのが好印象。手前の水風呂の方がやや冷たく、18度ほどでクリアな質感。また浴場内には椅子が4つも設置されているので、しっかりと休憩も出来る。

枕崎はサウナ不毛の土地だと思っていたが、ビックリするくらい素晴らしい銭湯だった。