転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

2022年によく聴いたアルバム

早いもので2023年も既に5日が過ぎ去った。このままアッという間に12月になって「今年も早かったね〜」なんて言うのは毎年恒例な感じだろう。ともあれ、大病を患うこともなく健康で2022年を過ごして無事に年を越せたことに感謝だ。そして今更ではあるが、2022年を振り返る意味でもよく聴いた音楽を書き連ねていきたいと思う(2023年になってから記事にするのはどうかと思うが、スロースターターの僕らしくて良いではないか)

 

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The color and the shape / Foo Fighters

個人的に世界一のバンドだと思っているFoo Figtersの2枚目のスタジアムアルバム。2022年3月にドラマのテイラー・ホーキンスが亡くなってから毎日のようにFoo Fightersの作品を聴いていたが、なんだかんだで2枚目の今作が1番好きだ。日本でもビールのCMになった『Monkey Wrench』、『Enough Space』などキャッチーなのにゴリゴリのド直球のロックソングに加え、『Everlong』『Walking After You』『February Stars』などエモさを孕むしっとりとした曲はデイブ・グロールのメロディメイカーとしてのスキルの高さを物語る。壮大な轟音の中にも泣きのメロディを入れてくるあたりが心憎い。時代を超えたマスターピースだと思うし、一生聴き続ける作品。

 

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Superunnkown/Soundgarden

 

グランジムーブメントを牽引したモンスターバンドの4作目。このバンドの最高傑作と推す声も多い名作であり、持ち前のヘヴィなグルーヴを支柱としつつスケール感もあり、曲によっては若干サイケな雰囲気もあり、聴いていて「どこまで奥底が深いバンドなんだ…」と感動させられっぱなしの1枚。『Spoonman』でのリフのカッコ良さとクリス・コーネルの伸びやかな歌声や『4th of July』のような重厚でスラッジな曲など名曲ばかり。個人的に『Black Hole Sun』のイントロから歌い始めの部分は何度聴いても鳥肌が立つ。クリス・コーネルが存命なら…と思わずにいられない。一度でいいから生で見たかった…


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ワールドワールドワールド/Asian Kung-fu Generation 

 

アジカン通算4枚目のオリジナルフルアルバム。前作の『ファンクラブ』では喪失をテーマに沈んだ雰囲気のエモ、パワーポップを鳴らした彼らだが、今作は一転して壮大で力強い雰囲気。恐らくコンセプトアルバムなんだろうけど、明確なコンセプトは無く、とはいえ乱雑でもない。ギター、ベース、ドラムを基本軸にして音の起伏をガンガン付けてくるのは流石アジカン。『旅立つ君へ』『ネオテニー』の繋ぎ方や『或る街の群青』『トラベログ』『ナイトダイビング』など難しいことはしてないのにキッチリとエモいリフやメロディの数々に溢れているし、ラストの『新しい世界』での爆発力。ボーカルの後藤さんが書く歌詞も読む人に余白部分を想像させるのが流石。前作の『ファンクラブ』と合わせて今作を聴くとアジカンが文学ロックの最高峰と言われる所以がわかると思う。

ちなみに、今作収録の『転がる岩、君に朝が降る』がアニメのぼっち・ざ・ろっくで結束バンドがカバーしたのは感涙でした。ぼざろをキッカケでアジカン聴いてみようと思う人にはオススメの1枚。


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Enima of State/blink-182

 

ポップパンク、メロディックパンクを代表するバンドblink-182の3作目にして代表作。高校時代に狂ったように聴いていたが、2022年に脱退したVo/Gtのトム・デロングが復帰するとニュースがあってからずっと聴いている。屈指のポップさ、メロディアスさに溢れ、全曲が3分程度であるため爽快感の良さが堪らない。メンバー3人が全裸で街中を走り回るPVが『What's My Age Again?』やバックストリートボーイズを揶揄したPVの『All the Small Things』など当時は良くも悪くもキッズ向けバンドだろうと言われていたが、『Adam's Song』などキッチリとエモい曲も書けるんだから恐れ入る。オリジナルメンバーで活動再開したんだから来日公演してくれないかなぁ。