熊本県屈指の観光地、天草。その天草市の東部を占める地域である栖本町は中世豪族である天草五人衆の一人、栖本氏にちなむ土地だ。甘夏ミカンやクルマエビ養殖などが盛んな土地であり、他の天草地区と同じく風光明媚な土地である。そんな栖本に位置する河童ロマン館。マイルドなサウナと泉質の良い温泉が魅力の施設だ。
電話…0969-54-5526
営業時間…10時〜21時 ※第2・第4火曜定休日
入浴料…大人 500円
子供 200円
ホームページ…http://hp.amakusa-web.jp/a0732/MyHp/Pub/
(館内には河童の石像が。どうやら栖本に伝わる河童の伝説に因んだものらしい)
外観は如何にも田舎にあるコミュニティセンターといった感じの佇まいで、館内には休憩スペースやレストランも。何故河童ロマン館という名前になったのかはわからないが、恐らく河童が出る伝説か何かがこの地にあるのだろう。
脱衣所や浴場の作りもやはりコミュニティセンター系。身体を洗ってから余り期待せずに温泉に入るとビックリ!トロトロとしてシットリ、肌触りがとても良くて潤う感じが凄い。この温泉の泉質だけでも元が取れるし、個人的に天草で1番好きな泉質だし、レベル高い。無色透明なのにビッシリと浮かぶ湯の花が効能を物語る。成分表を見るとアルカリ性単純泉だがラジウムを豊富に含むらしい。温度も丁度良いし、掘り出し物だな、ここ。
(露天風呂、内湯ともに非常に綺麗に保たれ、泉質もグッド。サウナはマイルド系。公式サイトより転載)
サウナは雛壇2段で6人ほどのスペースで正方形の形をしたタイプ。オリンピア製ガスストーブが聳え、室温は92度ほど。非常にマイルドであり、そこまで熱圧は高くないため、じっくりと入る感じのセッティングだ。ガンガンとくる熱が好きな人には物足りないが、温泉と組み合わせると芯からガッツリと温まる感じが堪らない。これは温泉ありきのセッティングで作られてるかもな。サウナの圧が弱いなら上手く温泉を利用すればいいし、泉質の良さも光るからこれくらいのセッティングが丁度良いかも。
水風呂は太ももくらいの深さで4人ほどの広さ。注水口から常に水が注がれ、水温は17.7度ほど。飲用不可と記載があるが、肌触りは問題無くカルキ臭もしない。オーバーフローの量も十分だし、中々良い。露天風呂もあるし、ベンチも露天に設置されてて泉質も良い。温泉好きにも中々オススメ出来る施設だ。