天草市五和町に位置する通詞島。野生のミナミハンドウイルカが暮らす豊かな海に囲まれた小さな島であり、天草灘の長閑で美しい景観が保たれた島である。そんな通詞島にある総合交流ターミナル施設ユメール。浴場から眺める豊かな海が魅力的な施設だ。
電話…0969-26-4011
営業時間…10時〜21時
入浴料…大人 500円
子供 200円
ホームページ…https://hp.amakusa-web.jp/a0694/MyHp/Pub/
通詞島という島にある施設であり、天草の中心地である本渡から橋を渡ると、そこは如何にもな漁師町。ビックリするくらいの透明度を誇る海に囲まれた小さな島であり、沖合には約200頭の野生のイルカが生息し、島には風力発電の白い風車や天日製塩所などもある。
そんな通詞島のコミュニティセンター的な外観をした温浴施設で、館内にはレストランや休憩所も。浴場、脱衣所とも何処となく公民館の雰囲気だが、手入れはしっかりとされており、清潔感あり。
二股炭酸カルシウム温泉と銘打たれているが、要するに沸かし湯に北海道の二股温泉の湯の華を混ぜているらしい。肌触りは正直なところ、よくわからなかったが、41度と39度と湯船が2種類分かれているのは嬉しい。電気風呂やバイブラなどもあるし。
(公式サイトより転載)
サウナは84度ほど。メトス製のストーンストーブで雛壇2段の8人ほど入れる長方形のサウナ室。壁材は所々新しく修繕されており、DIY感も漂う。マイルドな熱圧であるため、入った瞬間はパワー不足に感じたが、徐々に輻射熱で温まってくるタイプであり、芯まできっちりと熱が時間をかけてくるセッティングだ。じっくりとゆっくりと蒸されるのが好きな人にはオススメ出来る。
水風呂は股下ほどの深さで2名ほどの広さ。中から新水を入れてるタイプでオーバーフローはほとんどないが、18度ほどでキリリとした水質が心地良い。
外気浴は無いが、浴場からも海が見え、灯台や走る船を眺められるのは好ポイント。ロケーションが良いというのは何よりの武器になるんだなぁと実感。ゆったりと凪る天草灘を眼前に過ごす癒しの時間が堪らない施設であった。