僕がキャンプやテントサウナにハマったのは散々ブログ記事にしたのだが、本当にアウトドアとは日頃の俗世で塗れたドス黒い感情を発散してくれる。焚き火を見ながらお酒を飲んだり、ダッチオーブンで凝った料理を作ったり、大きな肉塊を焼いてワイルドにかぶりついたり…とにかくストレス発散、精神の浄化にアウトドアは持ってこいだ。何より野外で食べる料理は普段の倍くらい美味しく感じる。毎週末、どこにキャンプに行こうか…とソワソワする僕であるが、キャンプの際に必ず持って行く物がある。それはホットサンドメーカー。汎用性の高さから神が造りし利器だと本当に思っている。
(マイホットサンドメーカー。上手く焼けた時は本当に嬉しい)
ホットサンドメーカーと言えばほとんどの人が想像するのはパンに何かしらの具材を挟んでプレスする使い方。実はホットサンドメーカーはホットサンド以外でも多種多様な料理を作れるのだ。個人的にスープ類や炊飯以外なら何でも出来るのではないかと思っている。
(少々焦げたが餃子も油を引かずに余裕)
例えば餃子。キャンプに冷凍餃子でも買っていき、油を引かずホットサンドメーカーで挟んで焼けば、しっかりと羽根までつく。冷凍餃子を買う理由としては、クーラーボックスの中に入れていれば、多少は溶けるが保冷剤代わりにもなるからだ。もちろん、チルド餃子でも出来るが、途中で水を入れる必要があるため、冷凍のが楽だろう。
(タンドリーチキンも良い感じ。ひっくり返すだけで簡単に両面焼けるのがホットサンドメーカーの楽なところ)
またスーパーで売ってある味が付いたタンドリーチキンもホットサンドメーカーで挟むだけで簡単に。両面から火を通せるため、フライパンよりも楽に調理出来る。これも油を引かず調理出来るが、鶏肉から脂が出て焦げにも繋がるため、テフロン加工されているホットサンドメーカーを購入するのを推奨したい。何故ならテフロン加工ならキッチンペーパーで拭き取れば簡単に焦げや汚れが落ちるからである。キャンプ地で家庭のように洗剤でゴシゴシ洗えない場所もあるため、テフロン加工は非常にストレス無く使用出来る。
(ホットサンドメーカーでコーヒー豆を煎る。自家焙煎は堪らなく美味)
またホットサンドメーカーは取り外し可能なものを選びたい。何故なら取り外し可能であればフライパン代わりにも使えるからだ。僕はキャンプでは取り外したホットサンドメーカーを使い、片方は目玉焼きにベーコン、もう片方はコーヒー豆を煎って朝食にする。着脱可能なホットサンドメーカーならではの使い方だろう。
ここで2つほど皆さんにホットサンドメーカーのレシピをご紹介したい。
1つ目はポテサラコンビーフホットサンド。材料は市販されているチルド惣菜のポテトサラダ、コンビーフに挟む用のパン。チーズを挟んでも美味いため、用意しても良いだろう。
(材料を混ぜ合わせてドン!とても簡単)
作り方は至って簡単。ポテサラとコンビーフをぐちゃぐちゃに混ぜ合わせる。見た目はよろしくないが、しっかりと混ぜ合わせた方が味のバランスが良い気がする。ピリッとしたのが好きな人はここに黒胡椒を入れても良いし、マスタードを入れると味が締まる。少しタバスコを入れて酸味、辛味を持たせても良い。(とろけたチーズにポテサラコンビーフの相性抜群)
後は混ぜ合わせたものをパンに挟んでホットサンドメーカーで焼くだけ。とろけたチーズとポテサラとコンビーフの塩味が非常にマッチ。テントサウナ上がりに絶好のサウナ飯だろう。
(焼きリンゴ。焼いただけと思えないくらい美味)
もう一つは焼きリンゴ。これも至って簡単で、剥いたリンゴをホットサンドメーカーで焼くだけ。そのまま焼くだけでリンゴの酸味、甘みが非常に際立つ。少しバターを入れてから焼き、仕上げに砂糖を入れてキャラメリゼみたいにした後にシナモンを振って食べるとより本格的なスウィーツに様変わり。サワークリームを付けて食べると更に大人の味に変化。リンゴだけでなく、バナナ、パイナップルなどでも出来るため、是非試してみて頂きたい。
色々とホットサンドメーカーの素晴らしさを書き連ねたが、是非とも購入頂き、各家庭でホットサンドメーカーのポテンシャルの高さを実感して頂きたいものである。