僕のホームサウナである湯らっくす。日本一深い水風呂、MAD MAXボタン、メディテーションサウナやアウフグースに注目が集まりがちだが、それに匹敵するサービスがある。それは泥パック。ドラマ「サ道」の湯らっくすが登場した際にも原田泰造氏が泥パックをしていたが、サウナイキタイなどサ活を見てみると余り陽が当たっていない気がする。僕は泥パックこそ湯らっくすのホスピタリティを物語るサービスであると思っているため、この泥パックについて書き連ねていきたい。
※湯らっくすでの泥パックの使い方は下記の公式ホームページをご覧頂きたい。
湯らっくすが使用している泥パックは山形県産のモンモリロナイトという鉱物であり、化粧品にも使える品質のものだそうだ。こいつを顔に塗って3分ほど置いてから流せばツルンツルンになるのである。モンモリロナイトとは産地のひとつであるフランスのヴィエンヌ県にあるモンモリヨンに由来し、油脂分を吸着する性質を持つことで古くから知られており、ローマ時代には羊毛の脱脂などに使われてきたそうだ。モンモリロナイトは他の粘土と比べ最も吸着性が高いという特徴があり、その他にも膨潤性、イオン交換性などの特徴があるようであり、洗顔料やボディーソープ、ヘアシャンプー、入浴剤にも幅広く利用されているそう。
モンモリロナイトを販売する企業のホームページを見てみると、
>結晶体は0.1 マイクロメートルの超微粒子。毛穴の奥まで入り込み、マイナスイオンを帯びたモンモリロナイトはプラスイオンを帯びた汚れや油分・水分などを吸着するため、肌を傷めず汚れを取り除く。
>水分を吸着するとモンモリロナイトは水膨潤し、保水性が高くなる性質があります。モンモリロナイトを少量、化粧品に加えるだけで皮膚の上で水とともに薄い皮膜を作ります。これにより皮膚表面を保護する。
とある。
https://hbi.jp/montmorillonite_aboutより抜粋
鉱物の専門家でもないため余り詳しいことはわからないが、要するに細かい汚れの除去やお肌の保護力などモンモリロナイトは美容ニーズの高い方やお肌のトラブルにお悩みの方にバッチリのものではないか。確かに湯らっくすで泥パックをした後は肌艶が全然違う気がする(30過ぎの既婚者が肌艶を気にするのも気持ち悪い話だが…)
実はこの泥パック、無料で使えるという何とも太っ腹なサービスである。リニューアル以前はカウンターの横に紙コップに1回分の量が入り100円で販売されていたのだが、MAD MAXな水風呂が出来た後からは無料サービスとして浴場の洗い場近くに置かれている。湯らっくすの入浴料が590円であるからして、100円のサービスを無料にするということは実質490円に値下げしているようなものである。流石、太っ腹っくす。
県外から湯らっくすにサウナ旅に来られる方はどうしてもメディテーションサウナやアウフグースに夢中になってしまうと思うが、是非とも泥パックを試して頂き、湯らっくすのサービス精神をとくと味わって欲しいものである。