転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

震災を乗り越えた人の温かみが感じられる素敵な施設!益城町民憩いの家

熊本県中部にある益城町熊本市内へのアクセスの良さからベッドタウンとして発展している地域でもあり、スイカなど農業も盛んな土地だ。また熊本地震による被害も甚大だったが、人々の努力により一歩一歩復興に向かい進んでいる土地だ。その益城町にある益城町民憩いの家。地元の方々から愛されるコミュニティセンター系の素敵な施設である。

 

住所…熊本県上益城郡益城町大字赤井2167

電話…096-286-4193

営業時間…立寄入泉 9時〜21時

     月曜日定休日

入浴料…益城町町内
    小人100円、大人200円、65歳以上100円

    益城町町外
    小人150円、大人300円、65歳以上300円

ホームページ…https://ikoi-ie.wixsite.com/website

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20210724110550j:image(見た目からして公民館的な雰囲気が漂う。館内にはカラオケルームなどもあり、まさに地元のための施設といった感じ)

 

外観、館内、脱衣所、浴場とも如何にもなコミュニティスペース系施設であり、公民館のような雰囲気。ちなみに、益城町民憩いの家は平成のふるさと創生事業での地方への1億円交付金で出来た施設であるそうな。また、熊本地震の際にはボイラーや水道が被災したため、ANAがお湯を持ってきて町民に支援したらしい。何とも素敵な話だ。


f:id:DDDtenkinzoku:20210724110601j:imageANAが風呂の暖簾まで提供したとのこと。素晴らしいボランティア精神に感動)

 

浴場に入ると地元のお爺ちゃん、おじさん達が気持ち良さそうに入浴中。毎日通ってるんだろうな〜とか思いながら身体を洗い、お湯へ。温泉ではなく沸かし湯だが、バイブラや電気風呂があるのが嬉しい。

 

身体をお湯で馴染ませてからサウナへ。雛壇2段、時計と温度計のみで6人座ればいっぱいいっぱいの大きさ。90度そこそこで中湿マイルドな感じだが、ストーブとの距離が近いため熱圧はしっかりと感じられる。

 

木の枠で囲まれた中にメトス製ストーンストーブが設置。こじんまりしたサイズであり、サウナ室の広さ的にもこれくらいが十分だろう。ストーブを囲む木の枠の下の方には格子のような空気の通り口があり、ここからも熱が流れてる感じがする。

 

浴場の入口にウレタン製の薄いサウナマットがあり、それを持ち込まないと常連さんに怒られる。また退室する時も室内にある布製のサウナマットで座っていたところを吹き上げるローカルルールあり。誰が始めたかはわからないが、マナーの良いローカルルールだ。


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f:id:DDDtenkinzoku:20210724110553j:image熊本地震により被災した際にANAがお湯を運んできて地域の住民に開放したらしい。そのことからANAの飛行機や感謝状が飾られている)

 

水風呂は膝丈ほどの深さで2人入れる大きさ。蛇口から水道水掛け流し。20度ほどだが、益城町も水源は豊富であるため、マイルドな肌触りが心地良い。風呂から上がり、畳敷きの休憩スペースでゴロリと横になる。こういう田舎の公民館的な温浴施設の落ち着ける雰囲気の良さって何だろう、本当好きだ。

 

震災時のANAの支援、人との繋がり、地元の方々から愛されているのが伝わってくる素敵な施設。是非、益城町を訪れた際には立ち寄ってみては如何だろうか?