転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

低価格高クオリティ、訪れればまさにわくわく!店名に偽り無しの菊池温泉の名店、菊池わくわく温泉

熊本県北部に位置する菊池市。その中心部、隈府一帯にある温泉郷、菊池温泉。1954年に開湯し、「熊本市奥座敷」として栄えた歴史を持つ温泉だ。そんな温泉地にある菊池わくわく温泉。サウナ、スチームサウナ、水風呂のクオリティの高さに格安な入浴料…店名に違わぬ通り体験すればわくわくすること間違いなしの名店だ。

 

菊池わくわく温泉

住所…熊本県菊池市亘37-5

電話…0968-24-3439

営業時間…6時〜23時
入浴料…大人 350円
    小学生 150円

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210203143147j:image(サウナのみならず岩風呂、マイナスイオン浴などバラエティ豊富なお湯が楽しめる)

 

暖簾を潜ると如何にも温泉地の公衆浴場といった風情で味がある。いつから営業しているのかはわからないが、一朝一夕で出せる雰囲気じゃないだろうし、施設の空気感から地元の方々に愛されてきたのがプンプンと伝わってくる。この時点でもう勝ちというか間違いなく良い施設であることを肌で感じる。入浴料とは別にコインロッカー代として50円かかるが、貴重品が気にならない人は使わなくても大丈夫だし、格安の入浴料を考えたらロッカー代なんて安いくらいだ。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210203143152j:image(如何にも地方の温泉施設といった風情。受付ではおばちゃんが常連さんと井戸端会議)

 

浴場に入ると年季は入っているものの綺麗に手入れされている。ずっと大事にされてきたんだろう。昔の銭湯によくあった首の部分しか動かないシャワーとカランがとてつもなく可愛らしい。ノスタルジーに浸れるのもこういった施設の素敵なところだ。菊池温泉だけあって泉質は抜群。アルカリ性単純泉だが、トロトロ系でまったりとした感じが肌馴染みが良い。化粧の湯と言われるだけある泉質は温泉だけでも充分に堪能出来る。

 

サウナ室は20名くらいの大きさで温度計は無いが、体感で90度くらいか?ストーンストーブであり、ストーブの上には蛇口があり。オートロウリュを不定期でしているらしいが、受付のおばちゃんに聞いたらどのタイミングでロウリュされるのかは不明とのこと。どなたか有識者はわくわく温泉のロウリュのタイミングを調べて欲しい。高湿よりのセッティングでありつつも輻射熱もしっかりと感じられる。安定感のあるとても良いサウナだ。

 

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(全体的にレベルが高いのに350円で23時まで営業と破格!都市部にあったら間違いなくごった返すだろう)

 

水風呂はコップが置いてあったため、恐らく飲料可能な地下水か?股上くらいほどの深さで大人6〜7人は入れるスペースで広さも十分にある。ライオンの口から止めどなく注がれる新水。1番奥に入ると浴槽の下からもパイプで新水が注がれており、常に新鮮な水風呂が味わえる。オーバーフローの量も申し分なし。水温は20度程度とキンキンというわけではないが、菊池地区は水どころということもあり、水質は柔らか。何より飲用可能な時点で贅沢な水風呂だ。

 

また温泉蒸し風呂と銘打たれたミストサウナは壁一面に備長炭が敷き詰められ、上からスプリンクラーの様に温泉がミスト状になって降り注ぐ。形式としては七城温泉ドームと同じタイプであり、温泉のミストが肌全体を優しく包み温める。仄かに香る温泉臭も心地良くて素晴らしい。ミストサウナのセッティングとしては熊本でもトップクラスだと思う。この入浴料でサウナとスチームサウナに飲用可能な水風呂は破格のクオリティだ。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20210203143306j:image(こんな地方でも水曜サ活ポスターが。菊池地区にもサウナの波が来たら面白いことになるなぁ…と妄想を膨らます)

 

地元民に愛される如何にもローカルな施設であるが、ローカルにはローカルの良さがあるし、都会の有名店よりその方がいい時があるし、その良さはこういった施設でしか味わえない…と言いたくなる菊池の名店ここにあり。熊本でもトップクラスの名店を是非体感して欲しいものである。