転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

玉東町の優良温浴施設、ふれあいの丘交流センターに行ってきた

熊本県の北部に位置する玉東町。漫画「あさりちゃん」の作者である室山まゆみさんの故郷であり、産業としてみかん栽培が盛んな地であります。

そんな農業が盛んな土地の小高い丘の上に佇むふれあいの丘交流センター。前々から気にはなっていたため、時間を作って行ってきました!

 

ふれあいの丘交流センター 公式HP

http://www.town.gyokuto.kumamoto.jp/fureainooka/fureainooka.html

 

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20190626141734j:image(ふれあいの丘交流センターにライドオン!大浴場だけでなく家族湯もあり)

 

f:id:DDDtenkinzoku:20190626142802j:image(公式HPより転載。暖簾をくぐると玉東町の名産品がズラッと並ぶ売店が。道の駅とか物産館好きの僕には堪らない!)

館内に入ると中は広々。休憩室もあるし、家族湯もあり。受付前には玉東町の農産物が販売されており、物産館さながら雰囲気。この感じは田舎の温浴施設あるある。物産館好きな僕としては名産品を眺めているだけで時間が潰せる。皆さんも農作物の生産者の名前とか確認してると育つまでのストーリーを想像しちゃってワクワクしませんか?僕だけかな?

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20190626142457j:image(眺めの良い展望サウナと露天風呂。田園風景の中に九州新幹線が映える)

物産館並みの品揃えの売店をひとしきり見てからいざサウナへ!サウナは露天にあって展望サウナと名付けられて目の前は一面ガラス張り。ガラス越しに玉東町の長閑な田園風景と緑が映える山々。そして、九州新幹線の線路が。展望サウナの名に恥じない素晴らしい景観にびっくり。サウナ室からの眺めは天草のペルラの湯船も素晴らしいけど、それに匹敵するレベル。ただただ長閑な風景を眺めながら、ゆっくりとサウナ室で汗を流している贅沢な時間。温度は85度ほどで30人ほど入れる。サウナマットも使い放題なのが非常に嬉しい。輻射熱も良いから発汗良好なセッティング。この展望を味わえて400円は安いわ!

 

水風呂も露天風呂にあり18度ほどの膝丈で6人は入れそう。冬場とかキンキンになって最高だろうなぁ。再びサウナ室へ入り、張り紙に目をやると「露天風呂、展望サウナから新幹線を見よう!」との文字と共に、上下線の時刻表が。展望サウナだからこそ成せる技。通過時刻に合わせて時間を調整すると熊本発の新幹線が通過。田園風景の中をあっという間に通り過ぎていく新幹線は対比もあってよく映える。その傍らには田植えの時期だから稲を植える農家の方々が豆粒よりも小さく見える。秋には立派な金色の稲穂を見おろしながら入れるとか考えただけで気持ちいいなぁ。

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20190626142631j:image(休憩室も広々で個室タイプも。別料金が必要だが、ダラダラしながらゆったり過ごしたい人にはピッタリ!)

浴場から出ると広々とした休憩室で持ち合いの漬物やお菓子を食べながら談笑している還暦を優にオーバーした玉東町マダム達といびきをかいて爆睡しているダンディ達。こういう田舎のコミュニティスペースとしての温浴施設は大好きだ。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20190626141740j:image(玉東町の有名な窯元であるもっこす猿窯元が作った現代三匹猿)

老後2000万円貯蓄がどうこうと世間を騒がしているが、こういう人達には老後の楽しみとしてずっと利用していて欲しいなぁと思いながら帰ろうとすると、玄関には三匹猿の焼き物が。見猿聞か猿言わ猿ではなく、よく見て聞いて言いましょうと現代版にアレンジされている。なるほど、確かに真実はしっかりと向き合わないとわからないし、意見するなら筋は必要やもんね。玉東町の優良サウナに鎮座する猿達に大切なことを再確認させられた気がした。