転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

日本一の石段の郷で味わう極上の温浴施設!佐俣の湯

熊本市から南東約30kmの場所に位置する美里町。約8割近くが山地・森林で囲まれ、甲佐岳、雁俣山、京丈山などの標高1000m級の山が連なる。また町内を緑川、釈迦院川などの河川が流れる水の町であり、長さ2.9キロにも及ぶ日本一の石段が名物の土地だ。そんな美里町にある佐俣の湯。道の駅に併設された施設だが、温泉、サウナ、水風呂ともクオリティの高い施設である。

 

石段の郷 佐俣の湯

住所…熊本県下益城郡美里町佐俣705

電話…0964-46-4111

営業時間…10〜21時30分

入浴料…大人 500円

ホームページ…http://samatanoyu-misato.jp/


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f:id:DDDtenkinzoku:20200711120542j:image(日本一の石段をもじった石段の郷という冠名が。レストランのメニューも美味しそうである)

 

日本一の石段から近くにある道の駅併設の温泉施設であり、近くには釈迦院川や緑川の本流などが流れる土地。物産館やコテージもあり、家族湯の設置されているため、ファミリー層でも楽しめそうな施設だ。


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f:id:DDDtenkinzoku:20200711120538j:image(入口に行くまでには急峻な階段が。これも日本一の石段に肖ったものか?)

 

脱衣所には泉質表が貼っており、アルカリ性単純泉で源泉掛け流しと記載が。これは期待値上がる。浴場は如何にも道の駅併設の施設って感じだが、手入れが行き届いているのは好ポイント。シャワーの出も良い。浴場に行った際に勢いのあるシャワーが設置されてると嬉しくなるのは僕だけだろうか。

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20210923102217j:image(男女週替わりで檜風呂の浴場と岩風呂が入れ替わる。公式サイトより転載)

 

まずは源泉掛け流しの温泉から。ほのかに香る硫黄臭が掛け流しであることを物語る。ツルッと滑らかでややぬるめの温泉が体を癒す。バイブラとの相性の良い温泉で好きなタイプの泉質だ。115センチと深い浴槽も良いし、檜風呂になってるから檜の香りも良い。とことん癒されてからサウナへ足を向ける。

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20210923102358j:image(露天は緑に囲まれているため、まさに森林浴といった感じ。喧騒を忘れてリラックス出来る。公式サイトより転載)

 

サウナはオリンピア製ガスストーブで雛壇2段の12〜14人ほど座れるスペース。照明の加減も良い感じで雰囲気の良さが光る。90度そこそこの室温でしっかりと圧が来るタイプのサウナだが、ウェット感・マイルド感もあるから非常に心地良い。

 

水風呂は股下くらいの深さで10人ほど入られるか。地下水掛け流しでオーバーフローも完璧。20度程度だが、何というか丸みを帯びた水風呂で非常に肌触り良い。近くに川が流れてるから当然といえば当然だが、やはり水資源に恵まれた土地の水風呂は肌感が違うと実感する。

 

露天風呂も緑に囲まれた立地のため、小鳥の囀りなど自然の音に耳を澄ます。決して都会では味わえないシチュエーション。こういう場所に来ると日本人のDNAには温泉文化というものが脈々と刻まれているのを感じざるを得ない。

 

道の駅併設の施設とはいっても侮るなかれ。美里町の誇る銘店であった。