転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

熊本銭湯サウナのワンダーランド、大福湯

以前、熊本の銭湯サウナでたかの湯のレベルがかなり高いと記したが、たかの湯に匹敵する銭湯がある。その名も大福湯。3種類のサウナに天然温泉の水風呂を兼ね備えた、まさに熊本銭湯サウナ界のワンダーランドである。

大福湯

住所…熊本県熊本市中央区坪井2-5-28

電話…096-343-7868

営業時間…13時~23時 火曜日定休日

公式ホームページhttps://kuma1010.com/custom/399#tabBox1

 

f:id:DDDtenkinzoku:20190827225102j:image(公式HPより転載。大福湯の入るビルに入居すると入浴無料に。羨ましい!)

大福湯が位置するのは熊本市の坪井という土地。実はこの土地、かの文豪・夏目漱石が住んでいた場所であり、坪井と言えば夏目漱石という図式が熊本民には出来上がっている。草枕温泉てんすいもそうだが、夏目漱石所縁の地には何故か名店サウナが営業しているという勝手な法則を僕は作っている(名付けて、漱石サウナの法則)。 

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(中温サウナと冷凍サウナ。冷凍サウナ内でベンチに横になってととのうおじさま方もチラホラ。シティ情報クマモトHPより転載。http://kumamachi.jp/12312

暖簾をくぐり脱衣所に入ると左手に冷凍サウナ、右手には明らかにメトス製の家庭用サウナが高温サウナと銘打たれている。冷凍サウナが銭湯にあるの!?と初見の時は驚いた。まるで銭湯版ウェルビー、はたまたサウナセンターのペンギンルームか。浴場には岩風呂に温泉が2種類。大きい浴槽にはバイブラ、打たせ湯、電気風呂など決して大きくないスペースにこれでもかとバラエティ豊富なギミックを詰め込んでいる。サウナ好きじゃなくても存分にお風呂を楽しめるのが大福湯の良い所。

脱衣所にある高温サウナだけではなく、浴場にも中温サウナが設置。5人程度のスペースでTVは無く、ひたすらオールディーズがBGMで流れる。これがまた雰囲気とマッチして良い。設定は98℃程度、その名の通り中温中湿のセッティング。サウナに慣れてない方には無理ない設定に感じた。

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f:id:DDDtenkinzoku:20190827231702j:image(高温サウナに冷泉の水風呂。肌触り柔らかく、上からは打たせ湯が。シティ情報クマモトHPより転載。)

高温サウナは100℃超えでカラカラの高温低湿サウナ。家庭用の2人しか入れないサウナのため、もちろんTVもBGMも無し!もし自宅にサウナあったらこんな感じなんだろうなぁ…と妄想して入るのが楽しい。水風呂は22℃程度だが冷泉を掛け流しているのため肌当たり柔らかい。水風呂の中に小さい打たせ湯が流れており、まさにリトルMAD MAXと言ったところ。 外気浴スペースは無いが冷凍サウナに入れば無問題! 帰りに番台のおばちゃんに冷凍サウナの温度を確認すると、2〜3℃で調子が良い日にはマイナスになるとのことで冬場の外気浴を再現できる。

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(バイブラ、打たせ湯、寝湯などを備えるメイン浴槽に加え、温泉が2種類ある岩風呂も。)

これだけの設備を備えていながら390円という破格の安さ。熊本の銭湯サウナの真髄、懐の深さを垣間見れる大福湯。熊本に来られた際には是非とも行くべき銘店だろう。