熊本は玉名市にある玉名温泉。三井炭鉱で栄えた大牟田市、荒尾市から近いことから「三井の奥座敷」として栄えた。現在は最盛期よりも衰退し、温泉旅館もかつての半数以下となっているが、歴史ある旅館やホテルが並ぶ温泉街だ。そんな玉名温泉にあるホテルしらさぎ。マイルド系サウナと日替わり浴場が魅力的なホテルだ。
電話…0968-72-2100
営業時間…11時〜21時 ※サウナは12時から
入浴料…大人 400円
子供 150円
ホームページ…https://www.shirasagiso.jp/
(日替わりでパルテノンの湯と白鷺の湯が入れ替わる)
玉名といえばつかさの湯をはじめとするつかさグループが幅をきかせてる土地。そんな土地でも長年に渡り続いてるホテルしらさぎ。外観、館内ともに如何にもな温泉ホテルという感じの雰囲気。パルテノンと白鷺湯でわかれており、日替わりで入れ替わる様子。この日は奇数日だったため、パルテノンの湯へ。
(男女浴場は白鷺の湯、パルテノンの湯で入れ替わり。公式サイトより転載)
浴場はパルテノンと銘打たれているのに恥じないギリシャ感プンプンの作り。何となく聖闘士星矢を思い出してしまう。浴槽のど真ん中にそびえるギリシャ風彫刻の下からは温泉が滝のように流れ込む。単純泉だが弱アルカリ性であるため、クセがなく肌馴染みがスゥッとする感じで長めに入ってゆったりしたい泉質だ。
(小さめだが本格的なサウナ。公式サイトより転載)
サウナは正方形で雛壇2段の7人ほどのスペース。メトスのストーンストーブにTVもBGMも無く、あるのは砂時計のみ。80度だが、入った瞬間は熱の感じが弱いな〜という感じで、反射熱は弱め。やや低湿よりだが、そこまでストーブからガツンと来る熱圧が無いので、じっくりと入れるマイルドさが際立つセッティング。焦ることなく、ゆったりと入れる感じは蘇傳寺温泉に似ている。このセッティングでもしセルフロウリュ出来たらかなり理想的なサウナになるのでは?と妄想。まぁ玉名にどこまでセルフロウリュしたいニーズがあるのかわからないが…
水風呂は水道から新水が掛け流し。そのため20度くらいだから蛇口からしっかりとオーバーフローしているのは見てて気持ち良い。4人か5人は入れるため、大きさも問題無し。せかせか急いで入るというよりは時間の余裕ある時にじっくりと味わいたい施設だった。