転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。ギリギリアラサーで二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

熊本での令和初の新規オープン銭湯!神水公衆浴場

熊本市中央区神水(くわみず)。熊本市民の憩いの場として親しまれる江津湖のほど近くだ。名前の通り、水資源が豊富な熊本ならではの地名であり、「くわ」とは細やかに美しいということを意味する古語らしい。昔の人は江津湖に流れる水を見て名付けたかもしれない。そんな土地に2020年8月31日に新規開業した銭湯、神水公衆浴場。中々新規オープンが珍しい銭湯業界で令和の時代に入り銭湯を始めるという気概ある施設にオープンして直ぐに行ってきたのでレポートしたい。

※この記事で出てくる館内の写真は全て撮影許可を得ております

 

住所…熊本市東区神水2丁目2-18

営業時間…16時〜20時(火、木、金 定休日)

料金…大人 350円

   子供(中学生未満)100円

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外観は銭湯というよりオシャレなカフェといった感じで、パッと見では銭湯と気付かない人も多いと思うが、暖簾に書かれた逆さクラゲをモチーフにしたロゴでこちらが銭湯であることをアピールしている。スタイリッシュな中にも銭湯としてのアイデンティティを感じられるデザインだ。

 

本当に営業してるのかな?と恐れ恐れ入ってみると、フロントには人がおらず。あれ?と思っていると、外で女の子と遊んでいた女将さん(といっても30半ばくらいとお若い)が「すいませんね〜子供と外で遊んでいて!」と愛想良く入ってくる。どうやら4人の娘さんがいるらしく、入口付近で遊んでたのはオーナーご家族だったらしい。オープンのお祝いを述べて、貸切だったため、撮影許可を得て館内の写真を撮らせてもらえることに。

 

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入浴料は大人350円、中学生未満は100円。駐車場が無いというところが車社会の熊本では大きなネックになりそうだが、近隣のコインパーキングに停めたら100円割引してくれるため、車で行く人はコインパーキングを利用するといいと思う。またボディソープなど備え付けのアメニティはあるが、アメニティを別売しているところも手ぶらで利用出来る利便性の良さ。

 

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脱衣所はこじんまりした感じであるが、同じ木材で揃えられた壁紙など見渡しても銭湯感が皆無。しかし、入り方などのポスターがあるのを見ると銭湯に来たということを認識させられる。

 

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洗い場もこじんまりとしており、洗体スペースは3つ。備え付けのアメニティがあるのは嬉しいサービス。また風呂桶や椅子などは全て檜製であるため、芳しい匂いがとても心地良い。木材が剥き出しになっている天井も繰り返しになるが、とことんスタイリッシュだ。こういう作りってなんて呼ぶんだろう?数寄屋造り?違うな。こういう時に建築知識が無くて上手くレポート出来ないのが恥ずかしくなるな…しかし、木に囲まれてると心身共に落ち着けて、心地良いな。

 

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木材で出来た壁には江津湖とそこで戯れる動物や人々の絵が。お風呂の端の方に浸かると綺麗に全貌が見える。江津湖の側に作っただけあり、江津湖の様に市民の憩いの場として利用して欲しいというメッセージが伝わってくるようだし、銭湯の代名詞とも呼べるペンキ絵をこのような形で表現されているのはとても素敵だ。

 

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浴槽は1つのみ。膝丈くらいで深さだが、こじんまりした浴場の中で大きめにスペースを取っているため広々と感じる。蛇口からは40度ほどのお湯が注がれる。熊本の水は全て地下水であるため、肌触りは柔らかい。入ってつくづく思ったが、やっぱり僕はお風呂が好きだ。水風呂が無いじゃん!サウナ無いじゃん!なんて言うのは野暮だ。新しい銭湯のオープンが珍しいこの時代に新しくオープンした気概を感じようじゃないか。


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風呂を上がり飲料スペースを見るとクラフトビールA&Wなど中々ツボを押さえたラインアップ。関西出身の僕としてはひやしあめがあるのがとても嬉しい。キチンと酪農マザーズのカフェオレもあるし!クラフトビールフェアとかしたらどうですか?と女将さんに提案してみると「まだ全然客層がわからなくて〜SNSとかもしてないし、銭湯始めたのも主人の見切り発車ですよ!」と笑っておられたが、愛想の良い女将さんを見ていると間違いなく地域に愛される銭湯になると思う。

 

購入したウィルキンソンジンジャーエールを飲みながら公衆浴場組合への加盟の話などを雑談。世安湯や大福湯の話を出すと、組合事情まで詳しいですね〜!と感心されて悦に入る僕。話を聞くと熊本地震で被災した後にインフラとしての銭湯を始めたいとご主人が決意されたみたいであり、風呂屋としての矜持を会話の節々に感じた。

 

とにかくスタイリッシュでモダンな現代建築といった感じであるが、根底にはご主人や女将さんの温かさを感じられて、銭湯という軸は全くブレない良き施設だと思う。10年後、20年後が楽しみになる神水公衆浴場。また再訪したいと思うし、次は子供を連れて来ようと思う。

 

【追記】

利用者用の駐車場が契約され、車でも行きやすくなりました。近隣のコインパーキング利用割引も継続されるため、空いてない場合はコインパーキングの方が無難です。

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