転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

マイルドなサウナに露天水風呂!ウェルネススクエアー和楽

熊本市は南区にある御幸地区。田園広がる長閑な地帯だが、ここ最近では戸建て住宅が新しく立ち並び、徐々にベッドタウンとして発展しつつある土地。そんな御幸地区に位置するウェルネススクウエアー和楽。マイルドなサウナが魅力の病院が運営する施設であるが、残念ながら2020年9月末にて閉店してしまうため、備忘録としてしたためたい。

 

住所…熊本市南区御幸笛田町字西宮ノ前1202

電話…096-370-2244

営業時間…10時~20時
入浴料…大人 300円

    小学生 100円

ホームページ…https://miyukinosato.or.jp/kenseikai/page116.html

※2020年9月30日閉店

 

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上記したように病院が運営しており、ジムや地場野菜を使った自然食バイキングも施設内に併設。ちなみに、自然食バイキングは安価で美味しいため、それ目当てで訪れる人が多い。ウェルネススクエアーと名を打つだけあり、二階のジムにはおじさん、おばさんが汗を流す。若者というよりはシニア層、シルバー層の利用者が多い施設だ。

 

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入口には月末に完全に閉めると張り紙が。利用者はシルバー層が中心であるため、老朽化だけではなくコロナの影響もかなりあったのだろう。館内に入ると利用者もまばら。間違いなく客足が減ってることは想像に難くない。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20200928154040j:image(浴場にある歩行浴スペースではおじいさんが歩行浴に精を出す。公式サイトより転載)

 

ザ・コミュニティセンターという感じの浴場の作りは安心感すら感じる丁度良いスケール感。歩行浴やバイブラ風呂、広々とした露天風呂などシニア層が好む要素満載。こういった温浴施設の作りは好きだ。ぐるぐると歩行浴を何度も回るおじいさんを見ながら湯に浸かるのもこういう場所ならでは。

 

サウナ室は露天にあり、縦長で10名ほどのスペース。サウナは横長の長方形で8人くらいのスペースで雛壇2段。マイルド中のマイルドという感じであり、80〜90度そこそこの温度。とにかく中湿設定で無理なくゆっくりと過ごすことが出来るサウナ。オリンピア製ガスストーブの前に座ると熱圧はあるが、全体的に本当にマイルドで柔らかい熱が心地良い。セッティングとしては菊池市の薬師湯に似てる感じだ。

 

サウナ室にはタオルが2つ掛けており、退室時に自分の座っているところを綺麗に拭くというマナー良過ぎるローカルルール。利用者全員が拭いて出て行く光景が素晴らしい。年季が入ってるのに綺麗なのは利用者の協力あってだろう。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20200928154047j:image(露天風呂。周りは田園であるため、虫の声などに耳を傾けられる外気浴。公式サイトより転載)

 

水風呂は外に設置されて、股下ほどの深さで4人くらいのスペース。下から注水しているタイプ。熊本で露天に水風呂があるのは非常に珍しい作り。20度ほどだが、まったりした地下水の感じ。露天にあるため、冬場とかは上がった後に一気に外気で身体が冷やされる感じが堪らなかったな。

 

決して脚光が当たることがないマイナー施設だが、マイルドなサウナに水風呂から長閑な田園地帯の風に吹かれる外気浴…値段も含めて優良店だったと思う。本当に閉店は残念だが、これまで数多くの利用者を癒してきた和楽にお疲れ様、ありがとうと言いたくなるサウナだった。