転勤族サウナ愛好家の小規模な生活

関西出身の熊本在住サウナ愛好家。大学進学でおんせん県、就職し彩の国→かごんま→くまモン県と津々浦々と渡り歩く。二児の父らしい。日々あったことをつらつらと書き連ねていきます。

2022年によく聴いたアルバム

早いもので2023年も既に5日が過ぎ去った。このままアッという間に12月になって「今年も早かったね〜」なんて言うのは毎年恒例な感じだろう。ともあれ、大病を患うこともなく健康で2022年を過ごして無事に年を越せたことに感謝だ。そして今更ではあるが、2022年を振り返る意味でもよく聴いた音楽を書き連ねていきたいと思う(2023年になってから記事にするのはどうかと思うが、スロースターターの僕らしくて良いではないか)

 

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The color and the shape / Foo Fighters

個人的に世界一のバンドだと思っているFoo Figtersの2枚目のスタジアムアルバム。2022年3月にドラマのテイラー・ホーキンスが亡くなってから毎日のようにFoo Fightersの作品を聴いていたが、なんだかんだで2枚目の今作が1番好きだ。日本でもビールのCMになった『Monkey Wrench』、『Enough Space』などキャッチーなのにゴリゴリのド直球のロックソングに加え、『Everlong』『Walking After You』『February Stars』などエモさを孕むしっとりとした曲はデイブ・グロールのメロディメイカーとしてのスキルの高さを物語る。壮大な轟音の中にも泣きのメロディを入れてくるあたりが心憎い。時代を超えたマスターピースだと思うし、一生聴き続ける作品。

 

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Superunnkown/Soundgarden

 

グランジムーブメントを牽引したモンスターバンドの4作目。このバンドの最高傑作と推す声も多い名作であり、持ち前のヘヴィなグルーヴを支柱としつつスケール感もあり、曲によっては若干サイケな雰囲気もあり、聴いていて「どこまで奥底が深いバンドなんだ…」と感動させられっぱなしの1枚。『Spoonman』でのリフのカッコ良さとクリス・コーネルの伸びやかな歌声や『4th of July』のような重厚でスラッジな曲など名曲ばかり。個人的に『Black Hole Sun』のイントロから歌い始めの部分は何度聴いても鳥肌が立つ。クリス・コーネルが存命なら…と思わずにいられない。一度でいいから生で見たかった…


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ワールドワールドワールド/Asian Kung-fu Generation 

 

アジカン通算4枚目のオリジナルフルアルバム。前作の『ファンクラブ』では喪失をテーマに沈んだ雰囲気のエモ、パワーポップを鳴らした彼らだが、今作は一転して壮大で力強い雰囲気。恐らくコンセプトアルバムなんだろうけど、明確なコンセプトは無く、とはいえ乱雑でもない。ギター、ベース、ドラムを基本軸にして音の起伏をガンガン付けてくるのは流石アジカン。『旅立つ君へ』『ネオテニー』の繋ぎ方や『或る街の群青』『トラベログ』『ナイトダイビング』など難しいことはしてないのにキッチリとエモいリフやメロディの数々に溢れているし、ラストの『新しい世界』での爆発力。ボーカルの後藤さんが書く歌詞も読む人に余白部分を想像させるのが流石。前作の『ファンクラブ』と合わせて今作を聴くとアジカンが文学ロックの最高峰と言われる所以がわかると思う。

ちなみに、今作収録の『転がる岩、君に朝が降る』がアニメのぼっち・ざ・ろっくで結束バンドがカバーしたのは感涙でした。ぼざろをキッカケでアジカン聴いてみようと思う人にはオススメの1枚。


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Enima of State/blink-182

 

ポップパンク、メロディックパンクを代表するバンドblink-182の3作目にして代表作。高校時代に狂ったように聴いていたが、2022年に脱退したVo/Gtのトム・デロングが復帰するとニュースがあってからずっと聴いている。屈指のポップさ、メロディアスさに溢れ、全曲が3分程度であるため爽快感の良さが堪らない。メンバー3人が全裸で街中を走り回るPVが『What's My Age Again?』やバックストリートボーイズを揶揄したPVの『All the Small Things』など当時は良くも悪くもキッズ向けバンドだろうと言われていたが、『Adam's Song』などキッチリとエモい曲も書けるんだから恐れ入る。オリジナルメンバーで活動再開したんだから来日公演してくれないかなぁ。

2022年、これが私の選んだサウナ飯

さて、先日のブログ記事で2022年度の個人的サウナ10選を記したのだが、今回はそのサウナ飯版、2022年のサウナ飯を記していきたい。2020年、2021年も同じ内容を記事にしているが、やはりサウナに入った後は美味しいものを食べたいものである。あくまで個人的な好みでの選出なのでご了承頂きたいが、もしサウナ旅で来られる際には是非とも参考にして頂けると幸いである。ちなみに、過去のサウナ飯の記事をご興味ある方は下記からどうぞ。

 

2020年 サウナ飯

https://dddtenkinzoku.hatenablog.com/entry/2020/11/21/015117

2021年 サウナ飯

https://dddtenkinzoku.hatenablog.com/entry/2021/11/14/231000

 

小料理おはし(鹿児島県鹿児島市

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鹿児島市は最大の繁華街である天文館に居を構える。小料理屋と名が付いているが、こじんまりした居酒屋といった雰囲気。こちらは所謂さつま料理も堪能出来るが、何と言ってもイワシ料理が絶品。そんなイワシくらいで大袈裟な…小魚でしょう…と言いたくなる気持ちもわかるが、大将が毎日市場で仕入れているため、脂ノリノリで臭みもなく鮮度抜群のイワシは新鮮そのもの。薩摩名物の焼酎とピッタリ。刺身でも食べられるイワシを使ったさつま揚げも絶品。ドーミーイン、ニューニシノから徒歩圏内のため、サウナ後の一杯として完璧。

 

焼鳥 白鶴(鹿児島県鹿児島市

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こちらも鹿児島市天文館にある焼鳥屋天文館には高級焼鳥屋が何軒かあるのだが、こちらの魅力はコスパの良さ。店内は決して綺麗というわけではないが、昔ながらの焼鳥屋居酒屋という感じで雰囲気が良い。大将と店員さんが元気がよく、サービスも良い。個人的には鳥刺し、鳥レバー刺し、砂ずり刺しが絶品であり、これだけで焼酎の5合瓶が空くレベル。焼き物はジャンボ椎茸がオススメ。こちらもドーミーイン、ニューニシノから徒歩圏内のため、焼鳥屋の気分の時は選ぶ価値あり。

 

若大将(鹿児島県霧島市

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鹿児島は霧島市国分駅近くにある居酒屋。昔から営業しており、霧島市民で知らない人はいないほどの銘店。迷ったらここに行けば間違いない!と地元民に言われるほどであり、確かに何を食べても間違いない美味しさ。オススメは卵焼き、鳥刺し、刺身。卵焼きは出汁がしっかり効いているタイプで客の好みに合わせて甘め、辛めと調整してくれる。鳥刺しはねっとり濃厚なタイプ。刺身は湧水町で育った霧島湧水サーモンに垂水市特産のカンパチと地物が味わえる。サウナ24から徒歩3分くらいで着くため、導線も完璧である。

 

大衆中華ながづき(鹿児島県鹿児島市

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鹿児島市天文館町中華。オススメは黒豚使用の餃子とカタ焼きそば。この2つをサウナ上がりに頼んでサッポロの赤星で飲る…こんな最高なことが世の中にあるのだろうか。やっぱりサウナ後の町中華は間違いないんですよ。看板の雰囲気からも美味しいのが伝わってくるでしょ?夜遅くまで営業してくれていることも嬉しい。

 

幸福源(兵庫県神戸市)

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兵庫県は三宮の地下街にある町中華。全体的にコスパの良さが光る。こちらも何を頼んでも間違いないクオリティだが、蒸し鶏のネギだれ、水餃子は欠かせない。神戸サウナ、クアハウス後に中華が食べたくなったら元町の中華街に行くよりこっちへGo!

 

サヴォイ(兵庫県神戸市)
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こちらも神戸の三宮の地下街にある。カウンターしかないカレースタンドであり、メニューはカレーか卵トッピングしかない。かつてはマスター夫婦が営んでいたが、高齢のため引退され現在はサヴォイの味に感銘を受けた若人が継いでいる。欧風カレーで味の奥深さ、スパイスの香り、旨味が完璧。僕が浪人時代にめちゃくちゃお世話になってたカレー屋さんでもあるため、完全に個人的主観でのランキング(ちゃんと美味しいですよ!)

 

ねぎぼうず(熊本県熊本市

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熊本市の繁華街にある居酒屋。格安で熊本名物が味わえ、お酒の種類も豊富。個人的に熊本で1番好きな居酒屋。オススメは厚揚げネギまみれ。また馬刺しも格安で味わえるのでオススメ。人気店のため入らないこともしばしばあるのが玉に瑕か?しかし、一度行くと何度も行きたくなる素晴らしい名店。

 

うなぎの隆美(鹿児島県鹿児島市

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鹿児島市天文館鰻屋鰻屋なのに何故かツマミのクオリティがめちゃくちゃ高く、ここに来店する人の殆どが鰻を頼まずにツマミと酒で楽しむというスタイル。屋久島の首折れ鯖、赤鶏刺し、肉豆腐は絶品。またもち豚ナンコツも是非食べて頂きたい。店が狭いため、入らないこともあるが、女将さんと大将の人柄がめちゃくちゃ良く和むこと間違いなし。余談だが、大将は大阪の大東洋のサウナが好きで、僕の紹介で訪れた人がいたら「また◯◯くんの紹介で県外からサウナ好きの人が来てくれたよ!」と毎度言ってくれるのがとても嬉しい。

 

ドライブイン十本松(鹿児島県薩摩川内市

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鹿児島県の薩摩川内市にあるドライブイン。名物のホルモン焼が頗る美味。何杯でもご飯が食べられそうな丁度いい塩梅の味付けとプリプリのホルモンがあゝたまらん!外観から内装まで古き良きドライブインという感じであり、それがまた唆るのである。カレーもピリ辛で深みがあり美味しい。サウナ後にこういうドライブインに寄りたくなるのは僕だけですかね?

 

グラシアス(鹿児島県鹿児島市

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天文館にあるメキシカンタコスバー。タコスにトルティーヤチップスがオススメで、サウナ上がりにコロナビールと合わせると最高。マスターは見た目はめちゃくちゃ強面だが、話してみるとめちゃくちゃ気さく。ちなみに、マスターはAsian Kung-fu Generationの大学時代のガチ先輩のため、店内にはアジカンのサインや著名バンドのサインがそこかしこに。音楽好きには是非訪れて欲しい。

 

以上が2022年の個人的サウナ飯。コロナ禍の影響のため県外に行くことが全然出来ず、殆ど鹿児島の店なのが恐縮だが、読んで頂けた皆さんも素敵なお店に巡り合い、サウナ飯を楽しまれることを願うばかりである。

2022年、これが私の選んだサウナ10選

コロナ禍が相変わらず続いた2022年。いつになったらこの流行病は収束するのか…前のような生活に戻るのか…と考えない日はないが、もう既に時代の激流の最中にあってコロナゼロよりも上手く付き合っていくようにマインドセットしていかないといけないんだろう。そんな2022年も残すところ一月半。1年が過ぎるのはあっという間だねぇ〜なんて会話も色んなところで聞く季節になってきた。

 

コロナ禍やウクライナ侵攻による原油価格高騰など未曾有の事態が続く中でもサウナや温泉、銭湯に行くことが出来ているのは大変恵まれている環境だし、光熱費など色々と大変な中で営業してくれる温浴施設には本当に感謝である。

 

そこで今回は2022年に行けて良かったサウナ10選ということで記していきたい。2020年、2021年も記事にしたが、今回も完全な個人的主観での選定であるため、異論はあると思うが、ご容赦頂きたい。ちなみに、2020年、2021年の個人的サウナ10選の記事が気になる方は下記のリンクよりご覧下さい。

 

2020年 個人的サウナ10選

https://dddtenkinzoku.hatenablog.com/entry/2020/11/12/222455

2021年 個人的サウナ10選

https://dddtenkinzoku.hatenablog.com/entry/2021/11/11/225113

 

1、サウナ24 宝乃湯(鹿児島県霧島市

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鹿児島県下第二の都市、霧島市の中心部にあるサウナ24宝乃湯。2021年10月20日にリニューアルオープンした男性専用施設であり、全体的に如何にもサウナ屋って感じの作り。

 

湯船よりも水風呂の方が大きいことにサウナ屋としての矜持を感じる。長方形の広々としたサウナ室は壁の杉板の香りが良し。ストーブは遠赤外線の帝王ことオリンピア製ガスストーブで低湿よりだが苦しくなく、後からじっくりと効いてくるタイプのサウナ。

 

水風呂も広々としたスペースでライオンの口から常に水が注がれ、オーバーフローも申し分無し。これぞ男のサウナ屋さん!といった感じがドンピシャ。

 

2、トトノウバイ(熊本県菊池市

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神社仏閣の修繕などを手掛ける工務店の社長さんが作ったプライベートサウナ。サウナ室は壁材は杉、寝転べるようになってる雛壇は檜と針葉樹の心地良い香りが広がる。寝転ぶように置いてある枕にも木材が入っており、本当に隙が無い。利用者個人で自由に薪も焚べられるため、好みの温度で調整可能。薪ストーブの上には100キロのサウナストーンが設置されており、施設のサウナ並みの重量だ。

 

水風呂は熊本地震で落ちてきた石を使っており、飲める地下水の水風呂。丸く、柔らかく、包み込むような水質。羽毛布団のような優しい肌触り。露天のスペースにはインフィニティチェアなどが設置。今後は色々と檜風呂だとかが設置されて都度都度アップデートされる予定だそうだ。

 

個人的にDIYサウナは正直なところ施設のサウナよりも好みじゃないことが多いのだが、トトノウバイは別格に凄く、素晴らしい経験をさせて頂いた。あまり人気になって欲しくないが色んな人にこのサウナを体験して欲しくなる素晴らしい施設。

 

3、寒地獄温泉(大分県玖珠郡
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f:id:DDDtenkinzoku:20221111111428j:image(浴場は公式サイトより転載)

 

阿蘇と隣接する大分県玖珠郡九重町にある江戸時代から続く秘湯。寒の地獄という名の通り14〜13度の冷泉が毎分2100リットル以上噴出する日本でも珍しい温冷交互浴が味わえる秘湯中の秘湯である。1年の中でも7〜9月末までの営業期間に来ないと入れない。つまり、シーズンを逃せば来シーズンまで待たなければならない希少性の高さ。

 

淡く青く色付いた冷泉は神秘的であり、入るとキンキンに体の芯の奥まで響く。水温、泉質共に最高峰だと個人的に思う。冷泉から上がるとストーブのある暖炉部屋で暖まり、また冷泉に浸かるという交互浴を繰り返す。サウナが無いじゃないか!と言われそうだが、冷泉のクオリティはどこの水風呂とも引けを取らないため、ランクインさせて頂いた。

 

4、八代センターサウナ(熊本県八代市
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言わずと知れた(?)限界サウナ。絶メシロードのサウナ版、世界サウナ遺産と言っても過言じゃないだろう。この施設は多くを語るのは野暮なのでやめておくが、行けばわかるさ…ありがとう…といった感じだ。

 

5、あがんなっせ(熊本県熊本市
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昨年も個人的10選に選ばして頂いた熊本の誇る大型温浴リゾート施設。今までのサウナだけではなく、今年はバレルサウナにも力を入れ、時間でバレルサウナ貸切に出来るサービスも始めており、アップデートする度に良くなる施設。

 

東京や関西などの都市圏だと料金倍以上するんじゃないか?こんな低料金でこんな高いクオリティでいいの?と心配になるくらいの質の高さを誇る。3と7が付く日に開催されるサウナの日イベントには絶対行った方がいいとオススメ出来る施設。12月末まで改装中だが、リニューアル後のアップデートが今から楽しみである。

 

6、ぬくもりの湯(鹿児島県出水市)

 

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鹿児島県出水市にある温浴施設。テレビ番組で取り上げられたため、知名度が上がってきつつある施設であるが、その魅力は何と言っても水風呂。

 

明神の滝と銘打たれた2つの注水口から注がれる毎分400リットルの水。ドドドド!という音が浴場だけでなく、露天まで聞こえる。水道代大丈夫なの?と心配になるレベル。間違いなく日本屈指のオーバーフローの量だ。明神の滝から注がれる大量の水により羽衣が一瞬で剥がされる。まさにショットガン、水の散弾銃だ。こんな贅沢に水使っていいの⁉︎と何回も思わずにいられない凄まじい水風呂を是非体験して貰いたい。

 

7、えい別府温泉センター(鹿児島県頴娃町
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初見では絶対読めないであろう漢字、頴娃(えい)にあるコミュニティセンター系の温浴施設。サウナは予想に反して非常に綺麗。こじんまりした広さで煉瓦積みの壁に囲まれたストーンストーブからは熱圧をしっかりと感じられる。やや低湿〜中湿くらいでドンピシャなセッティング。

 

水風呂は丸型で大人3人が詰めれば入れる大きさ。蛇口から止めどなく水が注がれており、クリアかつパキッとした水質にオーバーフローの量が素晴らしい。全く期待していなかったが、非常にクオリティの高いサウナと水風呂。掘り出し物枠としてランクイン。クオリティの高さに恐れ入った!

 

8、いきいきセンターくりの郷(鹿児島県湧水町


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霧島連山直系の湧き水に恵まれた土地である湧水町の中心部に位置するコミュニティセンター系施設。スチームサウナは鍾乳洞のような洞窟の作り。雛壇がヒノキ造りで非常に心地良い香りが漂う。素晴らしく良い香りのスチームサウナだ。温度計が無いためわからないが、意外と熱いのも良い。

 

ドライサウナはサニーペット製の小ぶりなストーンストーブが設置。中湿で熱圧も中程度だが、しっかりとじっくりと染み入る感じの熱が心地良い。水風呂は飲用不可と書いているが、湧き水の町だけあり、クリアかつマイルドな水質。320円とは思えない高クオリティに天晴。

 

9、ニュージャパンEX(広島県広島市
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広島最大の繁華街、流川町の一角にあるニュージャパン。サウナはオートロウリュ、セルフロウリュ、スチームの3つ。まずはオートロウリュへ。正方形の室内にイズネスが鎮座。雛壇2段で座れて8名のスペース。84度ほどで中湿だが熱圧はしっかり。オートロウリュは開始時にアナウンスが流れ照明がオフに。通気口からゴーッという音と共に風が吹き、イズネスに注がれる水の塩梅が丁度良い。

 

スチームサウナはヨモギが置いてあり、かなり芳しい香り。如何にも効能がありそう。横一列で4名座れる。温度計が無いが、結構な熱さで芯まで入る熱。ヨモギの効能かわからないが、良いサウナだ。

 

セルフロウリュサウナは入った瞬間にわかる香ばしい良い香り。中央に置いてある壺を見ると中にはヴィヒタ水が。通りで良い香りのはずだ。全体を包む熱くヴィヒタ香るロウリュ。

 

水風呂は16.5度。注水口のところにユーカリヴィヒタを置いており、ユーカリ特有のスッとした香りが包み、水温より冷たく感じて良き。爽快とはこのことだろう。全体的に素晴らしいクオリティでまさに広島の雄といった感じ。

 

10、諫早グリーンサウナ(長崎県諫早市
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長崎県諫早市のホテルサウナ。言葉は悪いが如何にもな感じの年季が入ったビジネスホテルの雰囲気からは全く想像出来ないレベルで清掃が行き届いているくらい浴場が綺麗。巣鴨のサンフラワーを彷彿とさせる。湯船より水風呂の方が1.5倍ほど広いのも良い。

 

コの字型のサウナで壁材は恐らく張り替えたのであろうか、とても綺麗に保たれている。メトス製のストーンストーブが眼前に聳え立つ。やや低湿よりだが、室温の割に熱圧が凄い。ガツンと来る圧を感じるタイプでガッと短時間で仕上がる感じ。

 

水風呂は太ももほどの深さで余裕で10人は入れる広々スペース。蛇口から常に水が注がれてるのも好印象。恐らく18度ほどだろうか。ガツンと来るサウナ室との相性も良く、全体的に質実剛健といった感じ。とても爽快で気持ち良いサウナ屋さんらしいサウナという感じ。こういったタイプのサウナこそ評価されるべきだと思う。

 

以上が2022年の個人的サウナ10選である。どの施設も素晴らしいサウナであるため、是非機会があれば訪れて欲しい。前述したが、コロナ禍に加えて光熱費高騰の中、全国で一つでも多くの施設がこの事態を乗り越えて無事に営業を続けてくれること、心から祈るばかりである。

高レベルの釜風呂ミストサウナが魅力!東陽交流センターせせらぎ

八代市東陽町。かつては東陽村として八代郡を構成した。種山石工(たねやまいしく)という江戸時代後期から明治・大正時代にかけて、熊本県内のみならず県外にも眼鏡橋を架け、熊本を代表する観光地の通潤橋も手掛けた技術者集団が有名な土地だ。そんな東陽町にある交流センターせせらぎ。心地良い清潔なサウナとミストサウナのレベルが高い施設だ。

 

住所… 熊本県八代市東陽町南1051-1

電話…0965-65-2112

営業時間…10時〜21時半

入浴料…大人 520円

    子供 250円

ホームページ…http://www.toyo-seseragi.com

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20201201191557j:image(交流センターと名前が付くだけあり、コミュニティセンター系の施設の雰囲気)

 

八代市は氷川町の東陽地区にある物産館などが併設されている施設。館内にはお土産売り場、パン屋、レストランなどもあり、道の駅のような雰囲気だ。脱衣所、浴場、サウナとも非常に綺麗であり、露天風呂は氷川の流れるせせらぎを聞けるように作られている。内湯には天降石を利用した浴槽もあり、ゆったりと過ごせる空気が流れる。

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20220206225427j:image(非常に綺麗なサウナ室と水風呂。温泉の種類も豊富。公式サイトより転載)

 

サウナは3段の雛壇にオリンピア製のガスストーブ。90度設定で中湿のセッティング。サウナマットがフカフカして気持ち良いし、室内も清潔感あり。12名ほどの正方形の形をしたサウナ室は反射熱はそこそこのため、しっぽりと入れる環境だ。

 

露天には釜風呂と名付けられたミストサウナが。5人くらいの広さの室内は上から止めどなくミストが降り注ぐ。壁はタイルだが、ミストが七城温泉ドームや菊池わくわく温泉のような降り方で気持ち良い。たまに隅にある噴出口から大量のスチームが噴霧され、アチアチに。タイミングが良ければ、スチームサウナとミストサウナのハイブリッドが味わえる素晴らしいサウナだ。

 


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f:id:DDDtenkinzoku:20220206225437j:image(露天風呂には釜風呂と名付けられたミストサウナ。川のせせらぎを聴きながら外気浴が気持ち良い。公式サイトより転載)

 

水風呂は5人くらいの広さで膝丈ほどの深さ。塩素を入れているのを公表してるため、やや塩素臭がするが、裏を返せば安全ということだ。20度ほどのためゆっくり入れる。

 

全体的に清潔感あり、釜風呂がとにかくレベルが高い。近隣にキャンプ場があるため、キャンプ終わりにも入りに来たいし、ファミリー層にもご年配にも満足出来る質の高い施設だった。

プールあり、ジムあり!総合健康施設で味わう本格派サウナ!ユーパレス弁天

熊本市に隣接しベッドタウンとして人口増加著しい合志市。住みたい町ランキングでも九州圏内でもトップに入るほど発展を遂げている。そんな合志市にあるユーパレス弁天、プールにジム、温泉と総合健康施設として充実した設備を誇りながらしっかりとしたサウナが魅力な施設だ。

 

住所… 熊本県合志市野々島2441-1

電話…096-348-2626

営業時間…10時〜22時 木曜定休日

入浴料…大人 400円

    子供 200円

ホームページ…http://www.u-benten.jp

 

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プールやジムなどが併設された総合健康センターであるため、温泉ではなく沸かし湯。しかし、お風呂の種類は豊富であるし、広々した作りはゆとりがあって良い。露天風呂もあるし電気風呂にジャグジーも。お風呂好きのニーズを満たす作りだ。

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20220206231434j:image(広々としたサウナに露天には歩行浴も。公式サイトより転載)

 

雛壇3段で30名は余裕で入れるであろう大箱のサウナに聳えるオリンピア製ガスストーブ。熱圧の良さが光る。室内も非常に綺麗であり、100度で中湿のセッティング。熱圧の良さからガンガンに汗をかける非常に良いサウナだ。ジムやプールで運動後にこのサウナは堪らないだろう。

 

水風呂も10名くらい入れる大きさで、腰くらいまでの深さ。20.2度と高めの設定だが、蛇口と注水口から止めどなく注がれる新水はオーバーフロー充分。塩素臭の強さが気になるのは総合健康センターであるため仕方がないが、サウナのセッティングの良さが光る優良店だと思うし、ジムやプールでの運動後には堪らないだろう。ここを訪れる際には是非とも館内で運動した後のサウナをオススメしたい。

玉名市の誇るコミセン系施設の銘サウナ!ゆとりーむ

熊本県の由緒ある温泉地である玉名温泉。ホテルや旅館などが立ち並ぶ地区であるが、そんな温泉街には珍しいコミュニティセンター系施設であるゆとりーむ。コミセン系施設のサウナが好きな人にはもってこいの銘店である。

 

住所… 熊本県玉名市横島町横島3923

電話…0968-84-3939

営業時間…10時〜21時 ※第2.4月曜定休日

入浴料…大人 520円

    子供 200円

ホームページ…https://www.city.tamana.lg.jp/q/aview/302/5236.html

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f:id:DDDtenkinzoku:20210728191705j:image(明らかな地方のコミュニティセンター系交流施設の雰囲気がプンプンの外観と内観)

 

健康増進施設の浴場であるため、地方のコミュニティセンター風味がとても強い。近くだと草枕温泉がクオリティ高いから、あんまり来なかったんだよな〜草枕温泉に比べると地元民以外は殆ど行かないよと地元の人が言ってたのは間違いないな〜なんて思いながら湯船へ。温泉はぬるめの温度でクセのない感じ。弱アルカリ性の温泉が肌に染み込む。バイブラ、ジェットバス、電気風呂が設置してあるのが嬉しい。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20220206235616j:image(コミュニティセンター系施設なのにしっかりとした泉質が嬉しい。公式サイトより転載)

 

さて、サウナは噂通りに新調されていた。新しい木材(ヒノキ?パイン?)の香りがとても心地良い。雛壇2段で8人ほど座れるスペースは昔と変わりなく、長方形のサウナ室の端にはストーンストーブ。これも昔と変わっていない。TVは無いがスピーカーから落ち着いた感じの音楽を流してくれているし、サウナマットも昔と違って新しくなっている。

 

もっとボロボロの年季の入ったサウナだったな〜なんて思いながら汗を流す。90度そこそこだが、前述の通りにしっかりと熱圧を感じるが、カラカラというよりは程よくマイルドな感じのため芯まで熱が来る感じ。灼熱というより熱圧をしっかり感じられるタイプだ。

 

水風呂は膝丈ほどで8名ほど入れるか?20度ほどで正直シャワーの水のほうが冷たいのだが、これくらいだとゆっくりと長めに入れるのが嬉しい水温だ。熱圧のあるサウナのため、長めに入れる水風呂は嬉しい次第。水質は柔らかい感じ。露天は風呂は無いが、休憩出来るスペースがあるため、外気浴が出来る。目の前の庭にはツツジ、ツバキなどの植物が植っているため、花が咲くと綺麗だろう。

 

利用客も地元のじいちゃんばあちゃんばかりであったため、地方のコミセン系施設が好きな人にはハマるタイプだろう。

ギリシャ感プンプンの浴場で味わうマイルド系サウナ!ホテルしらさぎ

熊本は玉名市にある玉名温泉。三井炭鉱で栄えた大牟田市荒尾市から近いことから「三井の奥座敷」として栄えた。現在は最盛期よりも衰退し、温泉旅館もかつての半数以下となっているが、歴史ある旅館やホテルが並ぶ温泉街だ。そんな玉名温泉にあるホテルしらさぎ。マイルド系サウナと日替わり浴場が魅力的なホテルだ。

 

住所… 熊本県玉名市岩崎730

電話…0968-72-2100

営業時間…11時〜21時 ※サウナは12時から

入浴料…大人 400円

    子供 150円

ホームページ…https://www.shirasagiso.jp/

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20200825130836j:image(日替わりでパルテノンの湯と白鷺の湯が入れ替わる)

 

玉名といえばつかさの湯をはじめとするつかさグループが幅をきかせてる土地。そんな土地でも長年に渡り続いてるホテルしらさぎ。外観、館内ともに如何にもな温泉ホテルという感じの雰囲気。パルテノンと白鷺湯でわかれており、日替わりで入れ替わる様子。この日は奇数日だったため、パルテノンの湯へ。

 

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f:id:DDDtenkinzoku:20220206224436j:image(男女浴場は白鷺の湯、パルテノンの湯で入れ替わり。公式サイトより転載)

 

浴場はパルテノンと銘打たれているのに恥じないギリシャ感プンプンの作り。何となく聖闘士星矢を思い出してしまう。浴槽のど真ん中にそびえるギリシャ風彫刻の下からは温泉が滝のように流れ込む。単純泉だが弱アルカリ性であるため、クセがなく肌馴染みがスゥッとする感じで長めに入ってゆったりしたい泉質だ。

 

f:id:DDDtenkinzoku:20220206224521j:image(小さめだが本格的なサウナ。公式サイトより転載)

 

サウナは正方形で雛壇2段の7人ほどのスペース。メトスのストーンストーブにTVもBGMも無く、あるのは砂時計のみ。80度だが、入った瞬間は熱の感じが弱いな〜という感じで、反射熱は弱め。やや低湿よりだが、そこまでストーブからガツンと来る熱圧が無いので、じっくりと入れるマイルドさが際立つセッティング。焦ることなく、ゆったりと入れる感じは蘇傳寺温泉に似ている。このセッティングでもしセルフロウリュ出来たらかなり理想的なサウナになるのでは?と妄想。まぁ玉名にどこまでセルフロウリュしたいニーズがあるのかわからないが…

 

水風呂は水道から新水が掛け流し。そのため20度くらいだから蛇口からしっかりとオーバーフローしているのは見てて気持ち良い。4人か5人は入れるため、大きさも問題無し。せかせか急いで入るというよりは時間の余裕ある時にじっくりと味わいたい施設だった。